内容説明
カズ、ヤスなど63人のJリーガーを輩出した高校サッカー界の名将が語る選手育成法。
目次
第1章 指導力(今の日本サッカー界を見つめ直す;指導者への第一歩「人の真似をしても何も始まらない」;コーチングの道を極めるために仕事、そして人生を投げ打つ ほか)
第2章 技術力(求めるサッカーはつねに「美しくある」べき;才能ある選手は路地裏から突然、生まれる;ブラジルサッカーを日本式に活用 ほか)
第3章 人間力(心のコップを上に向けさせろ;たゆまない努力と向上心がリスペクトと人間力を生む;世界と戦える選手になるための条件 ほか)
著者等紹介
井田勝通[イダマサミチ]
1942年生まれ、旧満州出身。3歳で帰国後、静岡県焼津市などで育つ。サッカーは城内中学1年夏に始め、主にフォワード。静岡高校を経て慶應義塾大学へ進学。同大4年時に慶應義塾高校を指導し県大会決勝へ導いたのが指導者となるきっかけ。その後就職した銀行を退社しプロサッカー指導者の道へ。1972年12月に静岡学園高監督に就任し、全国高校選手権優勝1回準優勝1回、全日本ユース(U‐18)選手権準優勝1回。2002年に創設された静岡学園中でも全国制覇を成し遂げた。2009年3月監督を退任。現静岡学園中高サッカー部エキスパートアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
29
俺は「美しく勝ちたい」。サッカーというのは、美しく、華麗で、かつ芸術的でなくてはいけない。自分のテクニックとアイディアで自由奔放にプレーしながら相手を翻弄し、勝ちにこだわらずに自然と勝ってしまうようなサッカーが理想だ。俺がモットーとしている格言が、「出る杭を伸ばせ」「能ある鷹は爪を出して、もっと磨け」。ブラジルには「コブランサ(cobranza)」という「より上を目指す」という意味の言葉がある。子供たちを出る杭となり、爪を尖らせる鷹にさせるためにも、コブランサのメンタリティを徹底的に植えつけていく。2018/05/06
たいち
0
育てることにかける情熱が伝わってきます。独自のスタイルを確立し、サッカー王国の一翼を担ってきた静岡学園の強さがわかる本ですね。2016/09/07
pch
0
情熱を持って指導する常にコップを上向きに2016/04/03
Mimuchi
0
大昔の高校選手権決勝 浦和南対静岡学園には、衝撃を受けたけど・・・ポリシーのある井田さんの本 刺激的です。2015/12/16
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
1年ごとに選手が強制的に入れ替わる学生スポーツで、しっかりとしたスタイルを確立させるのは凄い。 あのユニフォームを見ると、ワクワクさせてくれるんだろうな、って思うもんね。 教え子のメッセージで坂本紘司も登場。 不思議と出身者で日本代表に定着する選手が少ないんだよね。2021/10/31
-
- 和書
- 日本の詩歌