内容説明
近未来、再び大震災が日本を襲った。テレビメディアは再び国民の信を裏切り、全民放地上波局の視聴率がいっせいにゼロとなる。その只中、メディアの復活に賭けるテレビマンたちがいた。第一線からは退き、「ニュース速報映像」をキャッチしては局へと売り歩く元敏腕ディレクターと中継市民たちがいた。民放地上波キー局を買収した巨大IT企業『O.I.L』の悪意と野望が“日本の放送”を席巻しようとする時、テレビマンと元敏腕ディレクター、中継市民はテレビメディアと自らの誇りを守るため再び立ち上がった…。テレビメディアが没落していく中、突如現れた“メディアの悪魔”と対峙したテレビマンと中継市民が、熾烈を極める激闘の果てに見た驚愕の真実とは!?テレビメディアの崩壊と再生を描く、近未来サスペンスアクション小説。
著者等紹介
織田直幸[オダナオユキ]
1964年東京生まれ。中央大学文学部哲学科中退後、演劇活動を経て、1987年編集制作会社株式会社ぽにーてーる入社。2010年株式会社ゼロ社設立。メディアプロデュース、取材や執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
run
0
途中から面白くなった。続きあるのかな2012/08/01
みっちょ。
0
うーん(。-_-。)…楽に読める本ではなかった。2013/05/31
菊一文字
0
近未来の日本。TVメディアが視聴者からの信頼を失ったその日、同日同時間帯にTVを観ている人間が一人もいなくなってしまった。そんな「視聴率ゼロ」事件から始まり、人との繋がりを渇望したり、不安定な社会から何かに助けを求めなければ生きていけない現代社会の弱さを浮き彫りにしてくれた。昨今の視聴率偏重はニュースでさえもバラエティ化した気色悪い番組ばかりで、「ホントウ」に視聴者を置き去りにした内輪ネタが大きな顔をしているようにしか思えない。後半の怒涛の展開も相まって、メディアの在り方を考えさせてくれた。2012/09/01
sau
0
テレビは我々に何をもたらしたか。 ありえなそうでありえる話。 2021/03/282021/03/28