内容説明
ちょっと気が弱いけど一生懸命自分を見つめて変わろうとしている翔太君。彼がある日、偶然入ったバーのママは数学の達人だった…。翔太君の物語を読んでいくうちに、豊かで奥深い数学の世界を自然と理解できるようになる。恋と数学が織り成す、素敵な20の物語。
目次
1000円の行方
モンティホールのジレンマ
封筒のパラドックス
2人の子供
抜き打ちテストのパラドックス
シンプソンのパラドックス
3人の会社員
ベイズの定理
誕生日のパラドックス
無限ホテル
少なくとも1人は…
数字宣言ゲーム
コンドルセのパラドックス
兵士は生き残れるか?
フィボナッチ数列(1)フィボナッチ数列(2)
ラストゲーム
著者等紹介
名取亮[ナトリマコト]
筑波大学名誉教授、専門は数値解析学。1941年東京都生まれ、自称麻布の江戸っ子。東京大学工学部卒業、工学博士。日本講談協会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
47
とても残念な出来栄えなんだろうなと思う。数学バカ視点でも読書バカ視点でも褒めどころを見つけるのはちょっと難しいかな。もっと面白く作ることはきっと可能だっただろう。あ、挿絵は悪くなかったかも。でもオジさんが読むにはちょっと恥ずかしい。2015/09/26
あーちゃん
12
少し難しいとこもあったけど、 面白かった! 早く結婚しちゃえー2021/03/25
pandakopanda
6
図書館本。数学を取り込んだ恋愛小説。物語の部分だけでみると、内容が薄い。ちょっともったいない気がする。モンティホールのジレンマ、ベイズの定理、コンドルセのパラドックスなど、高校以来数学から離れてた私にとっては面白かったです。2013/12/02
yk
4
たしかによく出てくる話が多い。ストーリーはちょっとこじつけ感がありますが。こんなBARがあるなら行きたいですが。美女二人が数学教えてくれながら酒が飲めるなら100%行きますが。でも基本に忠実に条件を確認して先入観にとらわれない。これは大切だと思いました。2016/02/09
Natsuko
2
きっと私が高校卒業ぐらいから全く数学と疎遠だったら面白かったかもしれません。ちょうど浜村渚シリーズ読んだ後だったのがいけなかったかもしれません。物語として読むのは間違いだろうけど、それにしても物語には味がないし、出てくる数学パズルが物語に生きていない。大切なのは条件と見方を変えることだね!とか、そういうんじゃないです。私が求めてた数学+物語は。タイミングが失敗でした。文庫本より高かったのに。あぁ、フィボナッチ。2012/09/27