出版社内容情報
ガン・高血圧・糖尿病・アトピーからコロナまで。できる限り薬に頼らないケアをサポートする医師が勧める免疫を高めるレシピを公開。
2020年に始まったコロナ禍で「免疫」という言葉をよく聞くようになりました。「免疫細胞の約70%は腸に集まっている」という言葉を聞いたことのあるかたも多いのではないかと思います。
この免疫細胞とは、血液中の成分である白血球のことです。白血球の約70%が腸でつくられるために、テレビのCMやインターネットの健康記事などに、そう書かれているのです。
では、ここで皆さんに質問です。
「免疫」ってなんですか?
その「免疫」は、どうやって測りますか?
その答えは以下のとおりです。
?「免疫」とは、自分で自身を守る力。つまり、病気から身を守るためのシステムで、自律神経の影響を受ける。
?血液中の白血球の数や割合(これを「分画」といいます)を測ると、その状態がわかる。
これらのことは、1996年に外科医の福田稔医師と免疫学者の安保徹教授によって明らかにされました。これを、「福田-安保理論」といいます。
残念ながら、いまの日本の医療においては、この理論がじゅうぶんに認められてはいません。健康診断などの血液検査で、白血球の分画を測ることはほとんどないのが現状です。
しかし、医療費総額が40兆円を超える現代日本において、医師を含めた国民が「福田-安保理論」を学び、免疫のしくみをきちんと理解することが、真の健康を手に入れるとともに、医療費の大幅な削減につながるといえます。
本書では、免疫のしくみをできるだけわかりやすく解説します。それとともに、どうすれば免疫を高めて健康になれるか、自分でできることを紹介します。
一つは、免疫細胞である白血球をつくるために役立つ、腸にいいレシピです。主に、白血球の材料となるたんぱく質と、腸の状態をよくする発酵食品を同時に摂取できる、「具だくさんみそ汁」のレシピをご紹介します。
また、免疫を高める「運動法」や「生活法」についてもお話ししたいと思います。
そして、免疫低下の原因となるストレスについて、その対処法をご紹介します。
皆さんの豊かで健康
内容説明
ガン・高血圧・糖尿病・アトピー メンタルの不調・コロナのセルフケア。できる限り薬に頼らないケアをサポートする医師が勧める免疫を高める食事。
目次
第1章 免疫のしくみ
第2章 免疫を高める食事
第3章 免疫を高める食事・実践レシピ
第4章 免疫を高める健康法
第5章 免疫を高める生き方
第6章 薬と免疫
第7章 ガンと免疫
著者等紹介
野口勇人[ノグチハヤト]
内科医・産業医。野口基礎医療クリニック院長。1977年生まれ、埼玉県出身。日本大学医学部卒。医学生と研修医の時に心身ともに調子を崩し、20代にして“寝たきり状態”になるほどの不調を経験。それを乗り越え、研修医時代にオーストラリアにある薬物リハビリテーション施設へ留学。そこで「薬は決して人の代わりに問題を解決してはくれない」ことを痛感すると同時に、病の真の原因と免疫、栄養の大切さを学ぶ。帰国後、根本治療できずに苦しむ人々を目の当たりにし、できる限り薬に頼らな全人的なケアをサポートする総合的な医療活動に従事している。現在、分子整合医学美容食育協会の医療顧問、及びファスティングマイスター学院と健康美容食育士に関する顧問も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。