内容説明
フリードリヒ大王からナチの迫害まで。2015年11月、200万人の名簿が公開された!!フリーメイソンに対する陰謀論を検証する。
目次
序文 フリーメイソンとは何か?
第1章 成立と歴史的発展
第2章 目的と内部活動、理論と実践
第3章 憲章、組織構造、方針
第4章 フリーメイソン、政治、教会、反メイソン主義
終章 フリーメイソンの影響史について
著者等紹介
ラインアルター,ヘルムート[ラインアルター,ヘルムート] [Reinalter,Helmut]
1943年インスブルック生まれ、インスブルック大学で歴史、哲学を学び、1971年「啓蒙‐絶対主義‐反動」のテーマで博士論文、1978年教授資格論文「啓蒙絶対主義と革命」、1981~2009年インスブルック大学近代史・政治哲学教授
増谷英樹[マスタニヒデキ]
1942年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、東京都立大学助手、東京外国語大学講師、助教授、教授、ウィーン大学客員教授、獨協大学特任教授を経て、現東京外国語大学名誉教授
上村敏郎[ウエムラトシロウ]
1979年生まれ。獨協大学外国語学部ドイツ語学科専任講師。筑波大学5年一貫制大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻単位取得退学。ウィーン大学歴史学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
3
日本でフリーメイソンといえば、陰謀論に則った際物的扱いが多いが、この本は違う。その運動の始まりや研究の関連でイギリスの発祥史、啓蒙主義と結びついたアメリカ独立革命やフランス革命など学問的分析が中心となる。陰謀論との関連よりむしろ、啓蒙主義との関係において、ドイツ語圏のフリーメイソンの歴史的展開が重要な意味を持つ。プロイセン国王フリードリヒ2世がフリーメイソンになったことで、ドイツ啓蒙主義に影響を与えた。フランス革命への影響は陰謀論として取り上げられたが、実は秘密組織イルミナーテンと誤解してのことらしい。2016/07/25
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