内容説明
本書は、法学に携わる立場から、豊富な先例を有しかつ我が国における制度設計上も参照を不可欠とするイギリス・EU等の諸事例に照らしながら、ネットワーク産業における規制の在り方を制度に忠実に検証し、そこに見られる諸課題の解明を試みようとするものである。
目次
序章 ネットワーク産業の規制法理のとらえ方
第1部 分野横断的な規制法理(公益事業と競争法の相関関係;ネットワーク産業における「競争対抗料金」の事例検討;アクセス・チャージと事業法上の課題)
第2部 エネルギー分野から見た規制法理―イギリスの事例を参考に(イギリスの電力・ガス事業分野からの示唆;「発送電分離」論の法的諸課題)
第3部 ネットワーク産業と通商規制―エネルギー分野を中心に(EUにおけるエネルギー市場の統合とEC条約;エネルギー分野におけるWTO協定と地域貿易協定の役割)
著者等紹介
友岡史仁[トモオカフミト]
現在、日本大学法学部准教授。専攻、行政法、経済法。1973年和歌山県生まれ。1997年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1999年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。2003年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、日本大学法学部専任講師。2006年日本大学法学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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