内容説明
日本最初の世界文化遺産となった法隆寺。ひとりの学僧が生涯をかけ、寺内に眠る史料を探し続けた古代から現代までを描ききったドラマ200話。
目次
斑鳩―大ケヤキに群れ遊ぶ鳥
藤ノ木古墳の謎とロマン(被葬者を意識した太子;2人の被葬者)
太子の理想郷―抵抗勢力の及ばぬ地へ
太子の政治姿勢―道後の旅で思索
太子の内政改革断行―「天寿の国」実現へ
法隆寺建立前後の仏教―教義が政治の基礎に
太子道をゆく―伝承の道さまざま
巨星堕つ―再来願う伝説へ
上宮王家の滅亡―大化改新へ
竜田新宮の遷宮理由―法隆寺による鎮魂か〔ほか〕
著者等紹介
〓田良信[タカダリョウシン]
1941年奈良県生まれ。1953年佐伯良謙・法隆寺管主の徒弟となる。龍谷大学大学院修了。法隆寺執事、執事長などを経て、1995年に法隆寺第128世住職・聖徳宗第5代管長に。1998年百済観音堂の完成を機に退任し、法隆寺長老となる。前法隆寺実相院住職。2017年4月26日、老衰のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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