出版社内容情報
韓国の禅僧であり、エッセイストとして著名な法頂和尚のロングセラー『無所有』と『立っている人』の中から著者自選のエッセイを収録韓国の禅僧であり、エッセイストとしてよく知られている法頂和尚の
ロングセラー『無所有』と『立っている人』の中から著者自選のエッ
セイを収録。
復元された仏国寺/私の趣味は/読書に季節はない/無所有/人生の
終末に照明を/東洋と西洋の観点/さすらいの旅で/忘れ得ぬ人/前
もって書く遺書/沈黙の意味/魂の母音?星の王子に送る手紙?/
神の都ソウル/本来無一物/生き残った者/心理は一つのはず?キリ
スト教と仏教?/仏教の平和観/森から学ぶ/あまりにもひどすぎる
/蚊の話/空っぽの庭/声なき声/知識の限界/暗黙の約束/ほか
?付・「法頂論」…金炳翼
法 頂[ポムチョム]
著・文・その他
金 順姫[キム スンヒ]
翻訳
内容説明
本来無一物。本来、何物もないというこの言葉が思い浮かんだ瞬間、胸につかえていたしこりがあっという間に溶けてしまった(「回心記」より)。韓国の禅僧が綴る日々の思い。清澄な視線と明快な言葉。
目次
復元された仏国寺(ブルグッサ)
私の趣味は
読書に季節はない
秋は
無所有
早く来過ぎてしまったな
誤解
雪害木
アパートと図書館
人生の終末に照明を〔ほか〕
著者等紹介
法頂[ホウチョウ]
一生を山で寂然不動の姿勢で清く美しく暮らしてきた。名僧暁峰大和尚の下で二十四歳の時出家。ハングル大蔵経の訳経委員、仏教新聞主筆、松広寺修練院長を歴任した後、1970年代後半にそのすべてを振り払って松広寺の裏山に自分の手で仏日庵を建て一人で暮らした。しかし、名声を聞き訪ねてくる人が跡を絶たなくなると、随想集『すべてを捨てて去る』を書いた後、ひっそりと江原道の山奥に入り、居所を隠し現在に至っている
金順姫[キムスンヒ]
大阪市に生まれる。関西学院大学文学部卒業、韓国外国語大学大学院にて修士、博士課程修了。東洋大学にて、『源氏物語研究』で博士学位取得。韓国外国語大学通訳翻訳大学院講師を経て、ソウル大学語学研究所講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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