出版社内容情報
多数の証言と警察や米軍の資料を分析して解明した大阪大空襲の全容。地名・施設名索引を付す。口絵8ページ。1945(昭和20)年3月13日の最初の大空襲から、終戦前日8月14日の大阪砲兵
工廠・京橋駅への大爆撃まで、8回の大空襲(総数は約50回に及ぶ)を経て
大阪の人口は100万人も減ってしまった。多数の証言と警察や米軍の資料を
分析して解明した大空襲の全容。
地名・施設名索引を付す。口絵8ページ。
■主要目次
序 章 壊滅した大阪
半年で人口100万減/今なお残る悲惨の記憶
第一章 初期空襲
1 防空体制の強化…美術館が高射砲司令部/町会と隣組/人員疎開/ほか
2 敵機いよいよ来襲…B29の初飛来/警察の公式記録/阪神地方初の大空襲/
単機空襲の頻繁化/人心の動揺/ほか
第二章 最初の大空襲
1 夜間低空焼夷弾爆撃…火の豪雨/災害観念の一変/大阪爆撃命令/来襲機
数と高度/罹災者50万人/日本軍の抗戦/ほか
2 この世の生き地獄…最も燃えやすい都市/母と弟の死/御堂筋は炎の川/炎
に追われ道頓堀川へ/想像を絶した空襲/神戸大空襲/ほか
第三章 6月空襲の激烈性
1 絨毯爆撃の反復…大阪湾への機雷投下/白昼の焼夷弾攻撃/米軍資料による
6・1大空襲/P51ムスタング/神戸が壊滅/八幡から大阪への目標変更/ほか
2 白昼の暗黒と炎…6・15大空襲の被害/火炎の上昇は七〇〇〇メートル/機銃
掃射による犠牲/友人の頭が割れた/首のない赤ちゃん/母の骨/ほか
第四章 戦争終局期の空襲
1 爆弾攻撃と堺大空襲…死への直進/米軍資料による6・26大空襲/日本側の発
表/中小都市の焦土化/7・10堺大空襲/7・24大空襲の被害/ほか
2 終戦前日の大空襲…異例の大本営発表/原子爆弾とソ連参戦/大阪陸軍造兵廠
の壊滅/米軍資料による8・14大空襲/数えられなかった死者/ほか
終 章 空襲からの解放
敗戦の衝撃/平和のよろこび/原爆報道
索 引
小山 仁示[コヤマ ヒトシ]
著・文・その他
内容説明
1945(昭和20)年3月13日の最初の大空襲から、終戦前日8月14日の大阪砲兵工廠・京橋駅への大爆撃まで、8回の大空襲を経て大阪の人口は100万人も減ってしまった。証言と警察や米軍の資料を分析して解明した大空襲の全容。地名・施設名索引を付す。
目次
序章 壊滅した大阪
第1章 初期空襲
第2章 最初の大空襲
第3章 六月空襲の激烈性
第4章 戦争終局期の空襲
終章 空襲からの解放
著者等紹介
小山仁示[コヤマヒトシ]
1931年1月、和歌山県に生まれる。大阪大学文学部卒業、関西大学大学院修士課程修了。大阪府立高校教諭を経て、関西大学文学部教授。日本近代史専攻。2001年、関西大学退職、関西大学名誉教授。2012年5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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