内容説明
教義を解釈し実践する経営者たち。信仰・信念に基づく事業展開をとおして社会に資するビジネスのダイナミズムをさまざまな事例から映し出す。
目次
「メタ理念」「精神財」、宗教と経営(者)の関係の諸類型
第1部 国内の事例(神のことばが良い実を結ぶ―山崎製パン飯島延浩社長のキリスト教信仰と企業経営;財界リーダー中島久万吉と仏教的精神―精神的指導者への道;民間宗教事業家としての行基;経営者にとっての内観;天理教信仰と企業経営の狭間で見えてくるもの―事業は、損得で考えるのではなく善悪で考える;「自分だけの信仰」論―ある経営者の信仰体験から;「道」に昇華される経営―鍵山秀三郎氏「掃除道」、坂田道信氏「ハガキ道」を例に)
第2部 海外の事例(ゾロアスター教徒の造ったインドの巨大財閥―タタ・グループの経営理念に見られる「包括的合理主義」の精神;「官民連動」による国際救援活動―慈済会の東日本大震災支援を事例として)
第3部 宗教文化としてのメタ理念(東芝創業者・田中久重と仏教天文学―日本の近代化と伝統的技術;イスラームのメタ理念「ハラール」の食品産業―日本におけるその変遷と新たな動向)
著者等紹介
住原則也[スミハラノリヤ]
1957年生まれ。天理大学国際学部教授。神戸大学文学部卒業後、ニューヨーク大学大学院人類学科修士課程及び博士課程修了。Ph.D.(人類学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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