内容説明
1910年の韓国併合から100年。この歴史的な過ちから1世紀経た現在を契機として、日本と朝鮮半島の間に横たわる政治課題・戦後補償・文化など、多岐にわたる諸問題を提起。
目次
1 鼎談 韓国併合100年を問う(東学思想と朝鮮半島;甲午農民革命のうねり;無謀な日清戦争へ;激動する東アジア情勢;安重根の抵抗と韓国併合 ほか)
2 韓国併合100年の現在(韓国併合100年と日本人の課題;1枚の写真から見えてくること;土足と鞭―韓国併合100年の内実)
著者等紹介
前田憲二[マエダケンジ]
1935年生まれ。映画監督。長編記録映画の代表作に『おきなわ戦の図 命どぅ宝』『神々の履歴書』『恨・芸能曼陀羅』『百萬人の身世打鈴』『月下の侵略者―文禄・慶長の役と「耳塚」』がある。NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。2001年10月、韓国政府より玉冠文化勲章を授与された
和田春樹[ワダハルキ]
1938年大阪生まれ。東京大学文学部卒業。1998年3月まで東京大学社会科学研究所所長。現在、東京大学名誉教授。東北大学東北アジア研究センター・フェロー。専攻はロシア・ソ連史、現代朝鮮研究
高秀美[コスミ]
1954年東京生まれ。在日朝鮮人3世、編集者。主に在日朝鮮人の証言集の編集、インタビューに関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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