仏教とスピリチュアルケア

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  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862491213
  • NDC分類 490.14
  • Cコード C3014

出版社内容情報

人間存在の深さや超越的なものを通して、生きる意味への気づきを仏教思想から考える。
仏教者、実践者、研究者が、領域を超えて議論を深める。


 スピリチュアルケアの発展を願って──はしがきに代えて
第Ⅰ部 スピリチュアルケアとは何か
 仏教を基調とした日本的スピリチュアルケア論 谷山洋三(四天王寺大学准教授)
 アメリカで「仏教的スピリチュアルケア」を考える 小西達也(東札幌病院チャプレン)
 スピリチュアリティと本願力──浄土真宗の立場から 小島秀光(真宗大谷派名古屋別院相談員)
 井上円了におけるスピリチュアリティ──特に妖怪学に注目して
                          高山秀嗣(龍谷大学仏教文化研究所客員研究員)
 『スピリチュアル』に関する文献の動向──和文文献の検索結果を中心に  
    鈴木貴子(早稲田大学総合健康教育センター)・中村菜々子(兵庫教育大学発達心理臨床研究センター)
第Ⅱ部 真宗用語で語るスピリチュアルケア(公開討論会)
 仏教と仏教学の間で/高齢者、学生との関わりから/スピリチュアルケアの構造/コ
 ントロール不可能な領域/遺族との関わりから/ケアする人のスピリチュアリティ/
 翻る、転じられる、めざめる/他者を通して自己へと還る/流れを感じ取る/聞法/
 生きている流れ/「今、ここ」の感覚/徃相・還相の視点
 司会=中村菜々子 パネラー=吾勝常行(龍谷大学非常勤講師・真教寺住職)/瀬良信勝(府中
 病院臨床スピリチュアルケアカウンセラー)/坂井祐円(南山大学宗教文化研究所非常勤研究
 員・臨床心理士)/鈴木貴子 コーディネーター=谷山洋三

  







ホスピス運動に伴って国内にもたらされた「スピリチュアルケア」は、四半世紀の時を経て、ようやく議論が活発化し、また人材養成の動きが捕獲かし始めています。その人材の核となるのは、スピリチュアリティの専門家であり、具体的には宗教者が中心となるでしょう。残念ながら、日本宗教の基軸である仏教界においては、この分野に関心を向ける人はまだまだ少数です。

内容説明

人間存在の深さと人間を超えたもののはたらきを通しての気づきを、仏教思想から考える。仏教者、実践者、研究者が、領域を超えて議論を深める。

目次

第1部 スピリチュアルケアとは何か(仏教を基調とした日本的スピリチュアルケア論;アメリカで「仏教的スピリチュアルケア」を考える;スピリチュアリティと本願力―浄土真宗の立場から;井上円了におけるスピリチュアリティ―特に妖怪学に注目して;『スピリチュアル』に関する文献の動向―和文文献の検索結果を中心に)
第2部 真宗用語で語るスピリチュアルケア

著者等紹介

谷山洋三[タニヤマヨウゾウ]
1972年生。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。長岡西病院ビハーラ病棟ビハーラ僧としての勤務を経て、四天王寺大学准教授。専門は死生学(スピリチュアルケア)、仏教福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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