内容説明
森鴎外が残した帝都東京の地図に東京の地下の謎が隠されていた!?なぜその地図にはあるはずもない地名や不可思議なラインが引かれているのか?いま、東京の地下の秘密が明らかになる。
目次
序章 鴎外コード
第1章 鴎外の地図が見つかった!
第2章 時計型の水路
第3章 ヤン・ヨーステンと江戸の上水
第4章 江戸城建設にまつわる謎に迫る
第5章 江戸の地下の秘密を解く
第6章 開国から明治新政府へ
第7章 こうして地下は秘密となった
第8章 鴎外の大いなる挑戦
第9章 『青年』を読み解く
著者等紹介
秋庭俊[アキバシュン]
1956年東京生まれ。横浜国立大学卒業。作家・ジャーナリスト。テレビ朝日報道局で社会部、外報部の記者を経て海外特派員を務める。米軍のパナマ侵攻、ペルー左翼ゲリラ、カンボジアPKO、湾岸戦争などを取材。1996年同局を退社、執筆活動に入る。近年は、東京の地下にこだわった活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
4
森鴎外が1909年(明治42)に「東京方眼図」を公刊しているが、実はこの地図が江戸幕府、明治政府が秘匿している東京都の地下構築物(地下道、水道、砲台など)を暗に示したものという。 江戸はオランダ式築城術に基づいており、地下に水道、要所に砲台等がおかれ、それを明治政府が引き継ぎ、水道は地下鉄や秘密の地下道に利用されているという。地名・町名もオランダの地図上の暗号に符合するという。(地名・町名はちょっとできすぎか。) 2021/05/18
Hiroki Nishizumi
3
いやぁ面白い。トンデモ本と紙一重というかどちらか分からないが、それでも楽しい。謎は解明したいね。2018/07/26
SU
1
題名は面白そうだったのですが。。2017/02/16
kinaba
1
トンデモはアイデアに面白さえあれば楽しいのですべてOKでいいと思うんだけど(地名の書き込みと結びつけるのとかなかなか使えそう)、しかしせめて少しだけでもいいから自分の論に説得力を持たせる書き方をしようと頑張ればいいと思うのだけど…、もったいない。「自分はしない/知らない」のことを「世の誰もしない/知らない」と書いてはいけない。無限に対象があるものから「証拠」を取り出すときは肯定的な例を並べるんじゃなくて否定的な例の分布を論じる。etcetc。2012/06/20
しんこい
1
東京方眼図は役に立たない地図だったのか? 地下水道から通路までトンデモ本みたいな話になっていきますが、大阪城を砲撃した大砲の射程を考慮した江戸築城の話とかちょっと気をひかれる話もあります。2011/12/30