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歴史新書y
戦国「常識・非常識」大論争!―旧説・奇説を信じる方々への最後通牒

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862486981
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

武田騎馬隊、鉄砲三段撃ち、「武功夜話」はウソっぱち!論争・議論の言いっぱなし、はぐらかしは許さない。

目次

第1章 『武功夜話』を偽書といって悪いんですか?
第2章 司馬遼太郎先生、お言葉ですが…
第3章 やはり「武田騎馬隊」はいませんよ!
第4章 信長が「鉄船」を造ったと気楽に主張される方々へ
第5章 「鉄砲は、やっぱり信長よね」と口癖のように言う方へ
第6章 本能寺の変にどうしても「黒幕」を登場させたい方へ
第7章 信長・秀吉の成功は「兵農分離」のお陰ですか?

著者等紹介

鈴木眞哉[スズキマサヤ]
1936年横浜市生まれ。中央大学法学部卒業。旧防衛庁、神奈川県庁等に勤務。歴史研究家。在職中から「歴史の常識」を問い直す作業を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

12
う~ん、タイトル(副題)で煽りすぎだろ、というのが第1印象。で、内容に関しては、これまでの著者の自説に対する周囲の反応を紹介し、さらにその反応(主張・意見など)に対しても反論することで、自説の正確さと、自説の論点の正しさを証明したもの。(ディベートをご存じの方は終論やってるのだ、と解釈していただくとわかりやすいかも。というかまんま終論です)文章読む限りでは、かなり適切な観点で論じていて、結構わかりやすい、とは思うが、学者だけではなく一般ユーザーなど全方位に批評散らさなくても・・・2012/06/14

おらひらお

3
2011年初版。これまで発表してきた自説に対する無視・無関心にたいして、まとめて要点を問答形式で示したもの。自説が世間に受け入れないことはむなしく悲しいことですが、時がたてば誰かがきちんと理解してくれることを信じるしかないですね。タイトルの副題や内容にやや煽るようなところがあるのは、ご自身の評価を下げるのみで全く無意味だと思います。あと、歴史研究者の学説に対する批判はどしどしやるべきでしょうが、作家や文芸評論家の間違いについては、あげつらう必要はないでしょう。その辺の区分が不明瞭になっているのが残念。2012/01/26

YOS1968

3
やはり歴史にドラマを感じ、ロマンティックに解釈したい気持ちは万人に共通することだろう。しかし学問とした場合、厳密な検証を行い、予断は排除しなければならない。それをズバズバ指摘していく口調は痛快で、古文書から歴史の検証方法など分かりやすく説明があって楽しい。本来なら学会等でやるべきことなのだろうが、それをエンタメにしてしまった本である。2011/02/16

がんぞ

3
歴史ファンならともかく、歴史エッセーを書くある意味でのプロまでが司馬遼太郎の書いたことなら定説だろうと訓話の題材にしたりする。現在では信長の「桶狭間奇襲」も「鉄砲隊」も「本能寺陰謀説」も「兵農分離」もほぼ打ち消されているらしい。井沢元彦先生はさすがに修正にかかっているらしいが、歴史の大家にも「無いというなら証拠を出せ」と反論にならない子供じみたことを言う人さえいるらしい。著者は’36年生れ。闘争は生涯終わることは無いかもしれない。2011/08/01

北杜夫そっくりおじさん・寺

3
同工異曲の本かと思いきや、インタビュー形式で論争についても語られる。やっぱり面白かった。鈴木さんは75歳。新書でこの人に信長伝を書いて貰いたいが、そろそろ無理か。2011/02/16

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