内容説明
パワースポットという言葉にだまされろ。本書に登場するパワースポットは、聖地と呼ばれる場所ではなく、“霊地”と呼ぶべき場所である。つまり今年の新耳Gメン達は、霊地巡礼を行う巡霊者なのだ!といってもやっていることは命を賭けたいつもの心霊ゲリラ取材。
目次
第1章 幽霊がピアノを奏でるTホテルであった二十の話
第2章 『怪談新耳袋絶叫編うしろ「記憶」』に関する十一の話
第3章 東京近郊にある幽霊トンネルについての九つの話
第4章 大阪の繁華街の闇に潜む首吊り廃墟に赴く十三の話
第5章 関西の心霊スポットを一晩で一気回りする二十の話
第6章 四次元スポット「山の牧場」で一夜を明かす二十六の話
著者等紹介
ギンティ小林[ギンティコバヤシ]
1971年生まれ。東京都出身。ライター。守備範囲は映画から心霊、体験取材ルポまで幅広く活動。男の墓場プロダクションに所属し、俳優として『任侠秘録・人間狩り』(杉作J太郎監督)に出演
ヒロモト森一[ヒロモトシンイチ]
1966年生まれ。熊本県出身。漫画家。1992年、『シングルアクションアーミー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひなにゃんこ
8
★4 『新耳袋』に登場した心霊スポットに行き、肝試しするシリーズ。やってる事は、不謹慎極まりないバカばかり。でも必ず何か引き寄せる。訳の分からなさが進化?している「山の牧場」も不気味だけど、最恐なのは、大阪の新世界という繁華街にありながら、強烈な禍禍しさを放つ「首吊り廃墟」。新耳袋には登場していない、著者自ら体験者に話を仕入れた場所。その体験談が凄い。「心霊」どころじゃなかったという…。そしてこの場所も、「山の牧場」同様、訪れる度に訳の分からない進化をしているところが恐ろしい。2011/08/16
奈良 楓
7
大阪の首吊り廃墟と山の牧場は得体が知れなくて怖そうです。首吊り廃墟での暴挙など、だめな大人っぷりに磨きがかかっているように思います。2018/02/04
HANA
7
目玉は山の牧場一泊ツアー。らしいがその前にいった首吊り廃墟がやばすぎて、完全に牧場が霞んでしまっている。特に靴が増えていく部分、意味がわからない分下手な実話怪談よりよほど怖い。しかし宇宙人に変身したり、ジョーカーのコスプレをしたりと、巻を重ねてもテイストが変わらないのは読んでいて非常に楽しいものですね。2011/04/25
garth
6
心霊スポットに行くと「その筋」への感が研ぎ澄まされていくとかいう人がいるけど、この人たちヤバイ場所へ行けば行くほど神経が麻痺してきてるような気がするんですが…しかし「首吊り廃墟」はヤバイね。2011/04/20
ルナティック
5
このシリーズ、全部読んでいますが、段々面白くなってきていると思います。正直、大人の肝試し、なんですが、正々堂々仕事としてやっている割には、読み手側は無責任に笑ってしまう・・・続けて欲しいシリーズです。でも今回イラスト&写真、少ないと思っているのですが・・・?2011/05/28