怪奇事件はなぜ起こるのか―「生き人形」から「天皇晴れ」まで

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862482921
  • NDC分類 049
  • Cコード C0076

内容説明

事件は作られる。現実は隠される。だから実に奇っ怪なことではあるが、この世は怪談でできているのだ。怪談が世界を覆い尽くす。

目次

怪談の章(四谷怪談 祟りの系譜―終わらない祟りの連鎖;「かぐや姫」解散コンサートの“怪”―あのオカルト伝説の真相;ホテルニュージャパン“怨念伝説”―いまだ浄化されない東京魔界 ほか)
事件の章(酒鬼薔薇事件 封印された真実とタブー―神戸児童連続殺傷事件の“暗い森”;宮崎勤事件 破綻した“謀略のシナリオ”―連続幼女誘拐殺人事件の深き“闇”;岡田有希子幽霊騒動の真相と拭えない深き闇―オカルト伝説生成の謎 ほか)
歴史の章(高松塚古墳発掘関係者“5人怪死”事件―祟りの真相と葬り去られた“禁断の秘密”;皇室を巡る謀略の裏面史―孝明天皇暗殺疑惑から皇室典範改正問題へ;平成「皇室クライシス」の深層―見えざる敵は、陰謀か、それとも呪詛か ほか)

著者等紹介

小池壮彦[コイケタケヒコ]
1963年、東京都生まれ。國學院大學文学部卒。1988年から『季刊幻想文学』に書評を執筆し、同誌休刊まで文学評論を発表。その間の1996年に『東京近郊怪奇スポット』を上梓し、翌年に『心霊ウワサの現場』を刊行して本格的な執筆活動に入る。巷に流布する怪奇譚の傾向から独自の社会史論を展開した評論や、歴史的な事件の分析を通じて日本の暗部と宿命にメスを入れたルポルタージュを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

36
面白く読めたトンデモ本でした。 数々の事件に裏側があるのではないかという記述がいっぱいですが、マスコミが、報道したことを検証する文化ができるまでは、永遠に続いていくのではないでしょうか 皇室をめぐる記述の中では、東武皇帝の子孫の悲惨な状況に 「ほんまか~」と思ってしまいました2021/06/17

とらじゃ

12
国会で通りにくい審議が行われている時に限って、大物芸能人の不倫とか、猟奇的事件が起きるなあと感じてはいたが、やはり国民の目を反らすためだったか(`□´) といった話が満載で、怖いけど、面白かった!2016/03/05

澤水月

5
08年刊を再読。うーん…タッチが急に変わる。陰謀系は甘美な毒なのだな2011/01/20

シサキ

4
『「生き人形」から「天皇晴れ」まで』の副題。世論操作や癒着の話は実際ありそうだけど、それを呪いや怪談話と同列に並べるから胡散臭さが増してる。事実と噂、偶然か仕組まれたものかの線引きが曖昧(もしくは独断)で、完全に娯楽の範疇。2013/03/07

SPICE

4
タイトルに惹かれ読みました。実在した有名な事件の裏側に隠された事件、陰謀論めいた事象、ねじれた報道等。勘ぐり過ぎる感がありますが、憶測でなく調査や裏取りに基づいた話で楽しめました。突発的に起きる大事件は、人為的に起こされる…あり得る事だと読後に思いましたね。2014/10/12

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