神か黄金か―甦るラス・カサス

神か黄金か―甦るラス・カサス

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  • サイズ B6判/ページ数 208,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000003384
  • NDC分類 198.223
  • Cコード C0022

出版社内容情報

スペイン支配下の16世紀ペルーにおいて圧殺・抑圧されたインディオに「鞭打たれたキリスト」を見出したラス・カサスのたたかいに現代への熱いメッセージを読みとる.著者は,第三世界民衆の解放に挺身する神学者.

内容説明

コロンブスが途を拓いた新世界征服をめぐる論争は、500年後の今、再び燃え上がりつつある。抑圧と貧困に苦しむ第三世界民衆の立場から、新しい神学を提起した著者は、スペイン支配下の十六世紀ペルーに沸き起った思想闘争の中に、同時代の匂いをかぎとる。圧殺・抑圧されたインディオに「鞭打たれたキリストたち」を見出したラス・カサスのたたかいに、現代への熱いメッセージを受けとったのだ。

目次

第1章 早すぎる死(エスパニョーラ島の叫び;インディオの解放)
第2章 二つの謬見(たった一人の人物;すべての悪の根源;権力と歴史)
第3章 黄金すなわち福音のなかだち(美女〈白人〉と醜女〈インディオ〉;黄金なければ、神もなし;無主の地)
第4章 インディアスの鞭打たれたキリストたちの立場にたって(預言者の呼び声;貧欲は偶像崇拝;キリストは黄金のために死なず)