新書y
タバコ有害論に異議あり!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862480972
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0236

内容説明

タバコ有害論の根拠となっている疫学統計は「有害である」という結論が先にありきの、悪質な操作に満ちたものだったことを徹底追及。さらに「今日も元気だ、たばこがうまい!」とタバコを認めていた社会が「禁煙ファシズム」社会になるまでの背景を解き明かすことで、ひそかに進行する慢性疾患の恐怖から「異常」を生活習慣にまで見出すようになり、逆に「健康を見失ってしまった」現代日本の矛盾を浮き彫りにする。

目次

第1章 つくられたタバコ有害論(なぜ私はタバコを吸うのか;タバコを吸うとガンになるという常識は意図的につくられた;タバコだけが有害なのか;人はどのようにしてガンになるのか;和解と共生のために)
第2章 タバコを“悪”とみなす「健康社会」の矛盾(タバコが“悪”とみなされるまで;タバコ有害論はなぜ浸透したか;「異常がない健康」から「異常を受け入れた健康」へ)

著者等紹介

名取春彦[ナトリハルヒコ]
1949年東京都生まれ。東北大学大学院卒業。癌研究会附属病院、東北大学医学部、メモリアル・スローン・ケタリング癌センターを経て、1989年から獨協医科大学放射線科。1992年からはKHI研究所を主宰し、患者からの相談に応じている

上杉正幸[ウエスギマサユキ]
1948年徳島県生まれ。高知大学教育学部卒業、東京教育大学大学院体育学研究科修士課程修了。香川大学教育学部教授。専門分野である現代の健康問題、スポーツ問題を社会学的視点から考察している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

7
タバコにはデメリットだけでなくメリットも有る。ただし、そのメリットは喫煙者のみが享受するものであり、周囲の人にとってはデメリットしかない。だからこそ喫煙者はそのマナーを守って分煙を徹底するようにすることこそが双方にとって納得の行く形になり得る方法であろう。2016/10/15

Humbaba

5
タバコが精神安定剤となっている人はいる.その人にとっては,他の薬を使うよりも,タバコのほうがプラスである可能性はある.病気の原因には多数あり,相関関係があったとしても,それが原因であるとすぐに結び付けられるわけではない.他人に迷惑をかけないことは重要だが,それさえ守られればタバコを吸うというのもひとつの選択肢となって良いだろう.2013/02/10

Humbaba

3
タバコが,少なくとも非喫煙者にとって忌避すべきものであるというのは否定できない.しかし,現在の禁煙を強制するような社会が正しいかはまた別の問題である.喫煙者がマナーを守っている限りにおいて,その権利は守られるべきである.ただし,喫煙者は喫煙者自身が思っているよりも非喫煙者の見る目が厳しいという現実を覚えておく必要がある.2012/01/25

貧家ピー

1
著者2人は医者。 健康に悪いとわかって選択するのはどうぞ、そのために分煙を進めれば良いと。 2006/12/29

1977年から

0
2007年

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/48250
  • ご注意事項

最近チェックした商品