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内容説明
あの国民的反核漫画が…!あのテニス少女漫画の金字塔が…!あの不良漫画の名作が…!あの輪廻転生大河漫画が…!パロディ漫画…もとい“パチ漫”の巨匠かわかずお衝撃の1st作品集。
目次
特別描き下ろし漫画 パチ漫入門
パチ漫赤の章―熱血純情編(足立のゲン;名たんていカゲマソ;カストロ球団 ほか)
パチ漫青の章―疾風怒涛青春編(某出版社版編集王;アイドルスーパースター列伝;ビー・バップハイティーンズ ほか)
パチ漫黒の章―トラウマンガ編(わたしは新語;恐怖スポーツ新聞;サラリーマン魔ン太郎 ほか)
著者等紹介
かわかずお[カワカズオ]
広告会社に勤務しながら同人誌活動を続けたのち、商業誌に漫画を発表。1999年『ウォー!B組』(マガジンマガジン)で「パチ漫」シリーズを連載開始。その後『裏BUBKA』『別冊BRAVO Exciting』(共にコアマガジン)などに「パチ漫」シリーズを連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
52
今から10年程前、コアマガジンの『裏BUBUKA』という雑誌で連載されていたパロディ漫画集。かつての名作・人気漫画の画風、その漫画家の芸風を見事に模写再現しながら当時の時事ネタやコアマガジンの楽屋オチを入れる遊びが見事である。これだけ幅広く模写できる画力に舌を巻く。単に笑わせるのみならず(オチがイマイチなのもあるのだが)、ラストの手塚治虫の模写『画の鳥』での「パチ漫はワシの 漫画に対するラブレターなんだ! その作品が好きでなければ描けんのだよ」という台詞にグッときた。素晴らしい芸達者である。2014/09/14
猫丸
15
もう、ホント大好き。いわゆるパロディー漫画なるジャンルに属するやつで、既存の有名まんがの絵柄をそのまま模写してギャグをカマす形。とくに「哭きの竜」「エースを狙え」「恐怖新聞」の再現度は非常に高く、ずっと見ていたいくらい。何だろう、このパチもん好きの心性は? ふだんは見ないテレビでも、モノマネ番組なら真剣に観ちゃう。中国製のパクりキャラとかも大好きだ。ほとんど病的に惹かれるのである。まんが界だと錦ソクラ氏の傑作などは単行本化を熱望しているが、あまりに原典に似すぎると逆に諸事情が発生するジレンマもある。2023/10/18
たっきん
3
女版田中圭一…?収録されなかったやつも読んでみたいなあ。2008/09/13
female_beetle
2
『足立のゲン』の原作完コピぶりに見覚えがあると思ったら、この作者レーションのムックで『腹ペコのゲン』描いてた人やんけ! それにしても絵柄だけでなくコマ割りまで研究しているとは恐れ入る。2018/03/22
kujira
2
描線すらそっくりコピーしてパロディを描く漫画家って、田中圭一だけだと思ってたけどまだ居たんだ! 自由自在に色々な画風をコピーしてパロり、内容も時事ネタあり下らないギャグあり、多岐に渡っているのが素晴らしい。不覚にも最後の「画の鳥」でじぃんとしてしまった。恨みや憎しみやねたみそねみ、あらゆるものをエネルギーにして燃やし尽くすような勢いでマンガを描く、「あの男の跡を継ぐ」ような漫画家は現れてくれるのだろうか……。2011/08/21