出版社内容情報
コンピューターゲームは私たちに悪影響を及ぼすものなのでしょうか?
本書は,幼少期からゲームに親しんできた臨床心理士が自身の体験や患者の事例をもとに,ゲームが発達や心理に及ぼす影響を分析。ゲームと暴力性の関係,依存症など,ネガティブな面を取り上げながら,ゲームによって社会的スキルやコミュニケーション能力が育まれるといった,ポジティブな側面を解明します。
世間で抱かれる「ゲーマー」に対する印象が一変する本書は,ゲームにのめり込みがちな子どもをもつ親や,教育者におすすめの1冊です。
内容説明
コンピューターゲームは私たちに悪影響を及ぼすものなのでしょうか?本書は、幼少期からゲームに親しんできた臨床心理士が自身の体験や患者の事例をもとに、ゲームが発達や心理に及ぼす影響を分析。ゲームと暴力性の関係、依存症など、ネガティブな面を取り上げながら、ゲームによって社会的スキルやコミュニケーション能力が育まれるといった、ポジティブな側面を解明します。世間で抱かれがちな「ゲーマー」に対する印象が一変する本書は、ゲームにのめり込みがちな子どもをもつ親や、教育者におすすめの1冊です。
目次
第1章 私とあなたと『サイレントヒル2』―ゲームの選び方や遊び方はその人自身について何を物語るのか?
第2章 チュートリアル―ゲームとは何か?
第3章 アップロードされた無意識―ゲームはどこから来たのか?
第4章 潜在性―なぜゲームをするのか?
第5章 暴力―ゲームは人を暴力的にするのか?
第6章 依存―ゲーム依存をどのように理解し、治療するべきか?
第7章 健康―ゲームはいかに人の心を癒すか?
第8章 マルチプレイ―ゲームは集団や社会の機能について何を教えてくれるか?
第9章 前進―ゲームは喪失と向き合い、人生の目的を見出すためにどのように役立つか?
第10章 次世代―これからのゲームとのつき合い方とは?
著者等紹介
クリス,アレクサンダー[クリス,アレクサンダー] [Kriss,Alexander]
臨床心理士、作家。ニュースクール大学で博士号を取得したのち、コロンビア大学メディカルセンターでインターンシップ研修を受ける。2015年にニューヨークで開業し、さまざまな問題を抱える青年期の若者や成人に精神分析療法と実存療法を用いた心理療法を提供する。現在はニューヨーク市立大学シティカレッジとフォーダム大学で心理学の客員教授を務め、サフラン心理サービスセンターでも心理療法を担当。『キルスクリーン』『ロジック』のほか、多くの学術書や学術誌に寄稿しており、これまでにニュースクール大学の「亡命者の大学」の研究奨励金や精神分析学・精神分析心理学協会の学会賞を授与されている。本書は初の単著となる
綿村英一郎[ワタムラエイイチロウ]
大阪大学大学院人間科学研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科(心理学研究室)修了。2012年、博士(心理学)。専門は法に関する社会心理学。量刑判断、死刑制度、少年法についての実験や調査を行ってきた。依存症との関連でゲームやSNSの心理についても研究しており、ゲームへの理解を深めるべく息子とともに実践を重ねている
田籠由美[タゴモリユミ]
翻訳者。上智大学卒業後、アメリカのハンボルト州立大学で歴史学の修士号を取得。長年、大学の英語教育や海外映画の宣伝翻訳に携わる
松川琢哉[マツカワタクヤ]
編集者、ライター、翻訳者。石川県出身。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。編集プロダクションに数年勤務したのち、フリーランスの編集者・ライターとなり、長年にわたり数多くの書籍、雑誌の制作を手掛ける。近年は翻訳書の編集に従事する傍ら、翻訳業も営んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Humbaba
牧瀬
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- ペットボトルの科学館