内容説明
人の世に一定程度のバカがいるのは常識である。「浜の真砂は尽きるとも世にバカの種は尽きまじ」と。しかし、そうとは知りつつも、平成の世のわが日本につぎつぎとバカが異常発生している驚くべき事態をいったいどう考えればいいのか。性別も年齢も、収入も地位も関係がない。さらには有名人・無名人も問わない。なぜ、こうした事態がこの国に出現したのか?「バカ」の生態と由来とその現状をあますところなく伝え、読む人に不思議なことに、生きる勇気が湧いてくる「当世バカ」生態図巻。
目次
第1章 バカはなぜ罪なのか
第2章 バカ本を読む
第3章 現代バカ著名人列伝
第4章 現代無名バカ列伝
第5章 わたしの嫌いな10のバカ言葉
第6章 「あとがき日付」一言バカの諸君
終章 バカを寿ぐ
著者等紹介
勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。現在、洋書輸入会社に勤務。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞。自らの思想の立脚点を「ふつうの人」の立場におき、「自分」が生きていくことの意味を問い続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- サクラ咲く 光文社文庫