内容説明
夏目漱石が絶賛した純愛小説の最高傑作を原作として、文化庁メディア芸術祭賞、日本漫画家協会賞を受賞した巨匠が描き下ろした入魂の文芸漫画。
著者等紹介
齋藤なずな[サイトウナズナ]
1946年静岡県生まれ。短大卒業後、イラストレーターとして仕事を始め『サンケイスポーツ』にルポ「女の瓦版」を8年間にわたって連載。1986年、マンガ家への転身を目指し短編「ダリア」で「ビッグコミック賞」入選。以降、2000年頃まで断続的にマンガを描くが家族の介護のため中断。2006年より京都精華大学特任教授を務める傍ら、2012年「トラワレノヒト」(『キッチュ3.5』キッチュ出版)、2015年「ぼっち死の館」(『アックス』青林工藝舎)でマンガ執筆を再開。2019年、単行本『タ暮れへ』(青林工藝舎)で文化庁メディア芸術祭賞、漫画家協会賞をダブル受賞し、英語、仏語などにも翻訳出版された。2023年、『ぼっち死の館』が小学館より単行本化されると、翌2024年の第28回手塚治虫文化賞大賞にノミネートされるなど話題に。現在「ぼっち死の館」に続く作品を構想・執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bibliotecario
3
なぜ今マンガに?2024/09/02
必殺!パート仕事人
1
野菊の墓はこんな話でしたか。10代に読んだけれど、まどろっこしいとか遠回しすぎるという感じだけで、う~ん?でした。そんな感じは相変わらずではあるものの、お増や義姉の人柄がわかるようになったのは、社会に出て結婚もしたからでしょう。なぜか長野県の話と思っていたのですが、千葉・矢切が舞台でした。ここら辺も土地勘ができてから印象が変わったのでしょう。2024/08/10
ruru3067
0
漫画家のファンで原作知らずに読んだけど良かった。間接的な告白、苦しい切ない情緒に溢れている。2024/06/20