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内容説明
傷つき、抵抗し、そして問い続けて、26年の短い生を駆け抜けた尾崎豊の歌に、それぞれが抱える深い孤独を癒された新旧の若者たち。彼らの証言と尾崎の九篇の詞を通して現代日本を照射する書下ろしノンフィクション。
目次
第1章 ダンスホール―尾崎が生きた時代
第2章 15の夜―盗んだバイクから見えるもうひとつの日本
第3章 卒業―尾崎が映し出す学校の姿
第4章 アイ・ラブ・ユー―尾崎の歌う「愛」は普遍か
第5章 OH MY LITTLE GIRL―尾崎の見つめた大都会、東京
第6章 僕が僕であるために―尾崎は何と闘おうとしていたのか
第7章 シェリー―そもそも歌ってなんだろう
第8章 Forget‐me‐not―尾崎豊、いまここにある孤独について
第9章 誕生(BIRTH)―生きること、そして死ぬこと
著者等紹介
瀬川正仁[セガワマサヒト]
東京生まれ。早稲田大学文学部卒。映像作家としてアジア文化、マイノリティ、教育問題などを中心にドキュメンタリや報道番組を手がける。日本映画監督協会会員。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tom Ham
1
読了!好みが分かれる本だと思う。自分は面白かった! 若い頃自分がはまりにはまった尾崎豊。彼についての本だと思い手に取ったが、尾崎豊の曲の歌詞を通してみえてくる、今の時代についての批評だった。自分が中高生の頃、1980年代はバブルに沸きたっていた時代。経済的発展が人を幸せに導くという時代に疑問を投げかけた尾崎。26年という期間で生きることの意味、人間の本質を追い続けたその生き方は、今でも共感してしまう。死後20年近くたった今なお、輝いている尾崎の魅力を再認識した。 2012/11/29
mralberteinstein
0
小林秀雄の『考えるヒント』に収録されている「悲劇について」を読んでいたら、雷に打たれたように尾崎豊のことを思い出した。彼の言う「悲劇」はまさに尾崎の生き様に当てはまるだろう。以下は「悲劇について」からの引用。2014/10/17
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