内容説明
早川いくをの「へんないきもの」と「またまたへんないきもの」が1冊になりました。世にも奇妙な生物グラフティ。
目次
男には男の武器がある、というが…―タコブネ
弱者集いて不善をなす―オニダルマオコゼ
皮膚病を治す神の魚―ドクター・フィッシュ
UMA発見の夢の跡―ウバザメ
無表情で無脊椎なチアリーダー―キンチャクガニ
最初から守りにはいってる人生―ハリモグラ
サメ一家の末席を汚しやす―カスザメ
ウミウシ人気の陰で―ムカデメリベ
サイボーグ戦士誰がために戦う―白アリ化学戦闘員
怨念&ピース―キメンガニ&スマイルガニ〔ほか〕
著者等紹介
早川いくを[ハヤカワイクオ]
1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。広告制作会社、出版社勤務を経て、文筆とデザインを同時にこなす、「デザイン・ライター」として出発。デザインの仕事は主にブックデザイン
寺西晃[テラニシアキラ]
イラストレーター。1964年生まれ。現在、大阪在住。広告からエディトリアルまで幅広く活躍している。展覧会など多数。大阪の挿絵画家集団「七人の筆侍」の一匹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちる
21
地球という惑星には、ひじょうに興味深い「へんないきもの」たちが生きている。身悶え、大口を開けて、衝撃波を放ち、猛毒針をぶっ刺して獲物を仕留め、放射線にも耐える彼らは、なんと、我々と同じ星に生きているのだ! それでも人間はありとあらゆる手段によって彼らの居場所を奪ってしまうのだから、そのうち地球から人間が殲滅される日も遠くないんじゃないか? 知らない生き物がたくさん出てきて、さらにそれらを紹介する秀逸な文章が面白い。変わりモノ好きな方にもおすすめ。2013/11/24
NDS
11
見た目が変わっていたり、変わった生態の動物を軽妙な語り口で紹介している本です。 私たちが図鑑や動物園などで頻繁に見かける動物たちに比べれば、ずっと変な生き物たちであるように思えますが、生物にとっての普通というものは何か、とも考えさせられます。 適者生存というように、環境によって生存戦略を変え現存の最適化した結果が、現状の姿であると考えられる以上、それが変だと考えるのは、それは人の限界であるのかもしれません。 第一、宇宙人がへんないきもの図鑑を作ったら、最もへんないきものにされるのは私たち人間でしょう。2017/07/30
りえ
11
読メで知ったへんないきものを借りようとしたら、せいぞろいへんないきものを発見!まぁいろんないきものがいるんだなぁと、絵を見てるだけでも面白いです。案の定、小学生の息子がはまり、なかなか手放さない有り様(^_^;)お気に入りいきものとしては、裏表紙にもあるツノトカゲ。なんと目から血を発射して敵を威嚇するのだ!貧血も辞さないらしい(笑)もう一つは、ほぼ無敵なクマムシ。見た目は怪獣そのものでかっこよく、熱にも真空にも高圧にも、はたまた放射線にさえも耐えるらしい。でも体長は50ミクロンから1.7ミリ。小さっ(笑2012/03/23
たくのみ
7
怪獣のネタになりそうな、顔が、形が、生態が変な生き物たち。そしてちょっと、おじさんっぽい早川さんの解説。寺西さんの魅力的なイラストと余白の一コマ漫画が楽しい。絶滅したバージェスモンスター(の子孫)は、現実にこんなにいたんだ!2012/12/15
道端キノコ
7
生き物…特にマイナーな種類が好きな人には堪らない一冊。早川さんの紹介(説明?)文が面白くてしょうがなかったです!2010/03/03
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