内容説明
国分寺に助産院を開いて20年目、3000人以上のおかあさんと赤ちゃんに出会っている矢島床子さん。ラマーズ法やアクティブ・バースは、たしかにお産の考え方を変えたけれども、なんかピンとこない。ほんとうに女性をしあわせにするお産って、どんなものなんだろう?そんな漠然とした疑問に答えてくれたのは、やはり妊婦さんたちだったのです。お産の感想ノートをつけてもらっていると、充分に自分の力を出し切ったお産の後で、おかあさんたちは明らかに変わってゆく。大人になる、母になる、社会化していく。それはからだを通した実感。だから、簡単にゆらがないのです。痛みをふくめて、女性にしか味わえない、お産を感じてほしい。そんな願いをこめて、この本をつくりました。
目次
フィーリング・バース―産むことを感じる
お産を感じる三つのこと
お産と出会う
人は人のなかで育つ―地域の拠点として(三井ひろみ)
助産婦になるまで―助産婦という職業1
これからの助産婦―助産婦という職業2
助産婦さんといっしょに赤ちゃんを産む(三井ひろみ)
著者等紹介
矢島床子[ヤジマユカコ]
1945年岐阜県郡山郡明宝村生まれ。1970年日本赤十字社助産婦学校を卒業して、日本赤十字社産院勤務、高山赤十字病院勤務。1981年よりラマーズ法を広めた三森助産院で助産婦修業。1987年独立して、出張分娩のみの開業助産婦活動をスタート。1990年東京・国分寺市に「母と子のサロン矢島助産院」開業。現在「母と子のサロン矢島助産院」院長。訪問分娩・助産所分娩にと3000人以上の助産にかかわり、積極的に活動中。若手助産婦の育成にも力を注いでいる
三井ひろみ[ミツイヒロミ]
出版社勤務を経て、フリーライター・編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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