内容説明
アポロン、ポセイドン、アフロディーテなどおなじみオリンポス１２神から、ペルシア戦争、ポリス、スパルタ、オリンピックの起源まで、古代ギリシアの神話、歴史エピソードのオイシイところを全編イラスト＆エッセイでまとめて紹介。ギリシア遺跡旅行記のオマケもついて、これで古代ギリシアのすべてがわかる、満足度１００％の一冊。大好評だった『古代エジプトうんちく図鑑』から２年、待望の新作。
目次
１章 がんちくギリシア神話（世界のはじまり；オリンポス１２神；プロメテウスと人間のおはなし ほか）
２章 がんちく古代ギリシア史（最初のギリシア人；シュリーマンの話；クライシス！そして暗黒時代 ほか）
３章 ギリシアぬる旅行（デロス島；サントリーニ島；クレタ島 ほか）
著者等紹介
芝崎みゆき［シバサキミユキ］
１９６６年生まれ。旅を満喫するためにめいっぱい歴史本を読みこんで、その一環でエジプトに関する原稿を書き、出来た本が『古代エジプトうんちく図鑑』（バジリコ）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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南北
50
古代ギリシアに関する神話や歴史に関する話がわかりやすく書かれている。手書きの文字と絵とあいまって古代ギリシアに対する作者の愛情が感じられる。読んでみると古代ギリシアの神々は結構ひどいことをしているなと思う。こんな神々を生み出した古代ギリシア人の頭の中はどうなっていたのか想像するだけで楽しくなる。また著者がギリシャに旅行したときの体験話も掲載されていて、旅行記としても楽しめる部分がある。古代ギリシアだけでなく現代のギリシャに興味のある人にはお買い得だと思う。2022/04/22
たまきら
31
古代エジプトがとにかく楽しかったので、古代ギリシアも借りてみました。いや～大笑い。読み込むのにすごく時間がかかりますが、波長が合う人には絶対楽しいと思います。いきなり神話が来ますが、個人的には現代ギリシアの旅の様子がとにかく楽しかったです。…ローマないのかしら…。2021/09/16
em
20
ギリシア悲劇全集を読んでいた昨年の年越しからちょうど一年。早くも忘却の河に流されかけていた諸々を、魂呼ばいのごとく呼び戻してくれた一冊。数多の登場人物（神）がよい塩梅に面白おかしく誇張され、異説も含めてかなり整理されていてわかりやすい。全編コミカルタッチで胸が熱くなる隙もないですが、一人黙々と悲劇やホメロスを読みつつこっそり突っ込んでいたことが言語化されているようで楽しいおさらいになりました。歴史の項もあり充実。2018/12/28
春ドーナツ
19
「Assassin's Creed Odyssey」の遊び手たちは情報に飢えていた。何の説明もなくポンと古代ギリシアの世界に放り込まれるからだ。「掲示板」の書き込みを通読して、本書が口コミで流布していることを知った。神々に感謝を！前代未聞の力作であった。漫画形式で未曾有の知見（神話・歴史・遺跡観光）が巧みにまとめられている。その圧倒さに陶酔でクラクラした。私はパンドラの匣を開けたと思う。本書をベースキャンプとして、敷居が下がったはずの往時の文献へ挑戦するのだ。待っていろ！「イリアス」とか「イリアス」とか。2018/11/16
Dash-Checker
15
全部手書きでギリシアの神話、歴史、旅行記を網羅したすごい本です。寝る前にちょっとずつ読んで、読破に三週間くらいかかりましたが、また最初から読み直してます。作者のさりげない突っ込みが楽しい。2018/01/16
