内容説明
幻魔王、織田信長が、明智左馬介秀満の手によって“鬼の籠手”に封印された後、天下を平定したのは、信長の陪臣、豊臣秀吉だった。世界の覇権を求める秀吉は、関白職を実の甥、秀次に譲ると、大陸への侵攻を開始。しかし当の秀次は、秀頼が生まれてからというもの、秀吉への対抗姿勢を強める一方だった。その背後で蠢く、オフィーリアほか高等幻魔たちの恐るべき陰謀。彼らは、秀吉に幻魔の封印を解かせるために、秀次を強力な幻魔に仕立てようと目論んでいたのだ!南光坊天海と阿倫のコンビが繰り広げる、幻魔秀次との息を呑む死闘の数々。戦国時代に名を馳せた剣豪たちも入り乱れ、ゲーム『新 鬼武者DAWN OF DREAMS』の前史が、いまここに明かされる。
著者等紹介
中里融司[ナカザトユウジ]
1957年、東京都に生まれる。武蔵大学経済学部に入学、「武蔵大学漫画研究会」の旗揚げに立ち会う。卒業後、銀行勤務を経て、コミック原作者として活躍。1994年、電撃ゲーム小説大賞銀賞と歴史群像大賞優秀賞を受賞したのを機に、著述業に転身。以後、精力的に執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。