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内容説明
著者は、人権・反差別運動と一体のものとして実践してきた「図書館の自由」を、真実の情報が希求される被災状況下で改めて問いかける。
目次
序章 原発災害から私が思うこと―「図書館の自由」への私からの問いかけ
1 図書館の選書を考える―「図書館の自由」と「選書」の問題からはじまった私の図書館との関わり
2 資料提供の自由をめぐって
3 図書館利用者のプライバシー保護
4 図書館の自由と危機管理
5 図書館の話題から
6 対論/図書館の電子化をめぐって(植村八潮;西河内靖泰)
著者等紹介
西河内靖泰[ニシゴウチヤスヒロ]
滋賀県愛荘町立愛知川図書館・愛知川びんてまりの館・秦荘図書館館長。1953年、大阪市生まれ。立正大学文学部社会学科卒業(医療社会学・福祉学、社会教育学専攻)。1976年、東京都荒川区に入る。国民年金課、日暮里図書館、南千住図書館等を経る。日本図書館協会評議員、図書館問題研究会図書館の自由委員会委員長、全国難病団体連絡協議会運営委員、関東被爆二世連絡協議会副委員長、事務局長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
53
図書館の選書の問題、非常勤職員の問題を中心に読んだ。現場で働く職員が揺るぎない意識を持って本を提供しなければいけないが、正解がないような倫理的課題も多い。そのたびきちんと討議できる環境であれば良いが。2018/06/17
鳩羽
3
拾い読み。元々専門職じゃない方が書いているので、発想や考え方に寄り添いやすい。2011/11/21
Tamy
1
それはどうなのかなあと思う内容もあったけど、実際の事件から見たそれぞれの話という事でなかなか興味深かった。最後の『図書館戦争』シリーズについての記述はなるほど、という感じで面白かったです。2011/10/27
塩子二号
0
本が好きで、図書館をよく利用する者なら司書課程を取っていようがなかろうが、目に通しておく作品だと思った。
やこ
0
色んな事件(事象)それに対する図書館の対応がいろいろまとまって書いてあったので有難かったです。多少、客観的ではない感情的になってる言葉がちらほら見受けられましたが、納得した部分は多かったです。私は武器を持ってまで図書館を、知る自由を守ろうとするかな?ふとした時に思い出して、ずっと考えています。2015/12/05