内容説明
中国最大のプーアル茶企業「大益」が編集した、プーアル茶鑑定の専門書。飲料の鑑定というと、ワインのソムリエや日本茶のインストラクターなどを想起させられるが、本書はまさにそうした鑑定法のプーアル茶版と捉えることができる。また、プーアル茶の歴史、地理、文学、社会的意義から、化学成分、健康作用、加工技術などの自然科学の分野までを総合的に概括しており、プーアル茶の入門書としての意義をも持つ。前近代より愛飲され続け、中国の代表的飲料として知られるプーアル茶の深みが、品質鑑定という堅実な作業のなかから、みて取ることができる。
目次
第1章 普〓茶(プーアルチャ)について
第2章 ヘルシーな普〓茶(プーアルチャ)
第3章 大益普〓茶(プーアルチャ)
第4章 普〓茶(プーアルチャ)の審査評定と品質鑑定
第5章 大益普〓茶(プーアルチャ)の品質鑑定実例
第6章 普〓茶(プーアルチャ)を淹れる
付録1 大益普〓茶(プーアルチャ)の品質鑑定のトップランナー
付録2 普〓茶(プーアルチャ)の審査評定の用語集
著者等紹介
呉遠之[ゴエンノ]
茶人、大益グループ理事長、大益茶道院及び大益愛心基金会の創始者。長きにわたり茶道の学術的な研究と実践に携わり、初めて「惜茶愛人(茶を大切にし、人を慈しむ)」という茶道の精神を唱え、現代における学術文化としての茶道学科の設立と茶道の職業化の振興に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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