内容説明
子どもたちの犯罪、不登校、引きこもり、学力低下などの様々な教育問題。その背景には―日本をとりまく空虚な幻想と高い高校進学率があった。
目次
第1章 日本の教育とその周辺の変化(二つの大きなミスジャッジ;時代は変わっている)
第2章 教育をとりまく三つの幻想(高校へ行きさえすれば何とかなる―高校進学率98%の実態;すべての子供にすべての学問を;「健全で創造的な競争原理」の構築―システムの中のわずかな自由の満喫)
第3章 幻想からの脱却―システムの中の自由から、システムの外の自由へ(「個」となるとはどういうことか;「個」となることで見えてくるもの―素直な自分との再会;みんな仲良く)
第4章 親としての使命―すべての大人はすべての子供のためにある(犯罪者を育てている社会;親としての自覚;『地球へ…』の教訓;子供を守るとはどういうことか;親として子供に教えなければいけないこと)
第5章 私の教育改革案(中学校の時点で自分の人生の方向性を決める;中学卒業後の五つの進路選択―私が最も強調したい提案;奨学金制度の充実;中学・高校でのクラブ活動(運動系)は一切廃止し、すべて社会体育(または各種協会)に委ねる
高校改革
大学(短大)進学資格―高校の単位認定制度とリンクさせる)
著者等紹介
斎藤卓也[サイトウタクヤ]
長野県公立高等学校教諭。1967年、長野県生まれ。國學院大學文学部哲学科卒、信州大学大学院人文科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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