石塔調べのコツとツボ―図説 採る 撮る 測るの三種の実技

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  • サイズ A5判/ページ数 195,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784862151650
  • NDC分類 185.5
  • Cコード C1021

出版社内容情報

本書では、石塔のどこを見て、どうやって楽しめばいのか? 見て楽しんで調べるためのテクニックが満載です。日本中、ここかしこにある石塔だが、いつ作られたのか、わからないものが多い。本書では、そんな石塔のどこを見て、どうやって楽しめばいのか? 見て楽しんで調べるためのテクニックが満載です。?部では石塔の時代がわかるポイントはどこかを、?部では見方、測り方、拓本の採り方、写真の撮り方を、たくさんの図と写真をつかって、コツとツボをお伝えします。

  ? 石塔の見方 時代判定のコツ
1章 層 塔 古代の石塔
2章 宝 塔 真言・天台と地方色
3章 五輪塔 時代のわかる観察ポイント
4章 蓮弁と格狭間 表現の意味
5章 宝篋印塔 源流と新旧関係
6章 仏様の姿 木彫仏を知る

  ? 石塔と向き合う 実測調査のツボ
1章 実測の基本とアイテム
2章 五輪塔の測り方 手順と着眼点
3章 宝篋印塔の測り方 手順と着眼点
4章 層塔の屋根と宝塔の塔身
5章 荘厳部の測り方 反花座・基壇・格狭間・仏像・梵字・銘文
6章 拓本の採り方
7章 写真の撮り方
付録 欠字引き年号索引


藤澤典彦[フジサワフミヒコ]
藤澤典彦(ふじさわ ふみひこ)
1945年生れ、元大阪大谷大学教授
〔主な著書〕
『石造物の研究?仏教文物の諸相?』(編著・高志書院)
『日本仏教民俗基礎資料集成二 元興寺極楽坊?』(共著・中央公論美術出版)
『中近世瓦の研究?元興寺編?』(共著・元興寺文化財研究所)

狭川真一[サガワシンイチ]
狭川真一(さがわ しんいち)
1959年生れ、(公財)元興寺文化財研究所 副所長
〔主な著書〕
『中世墓の考古学』(高志書院)
『日本の中世墓』(編著・高志書院)
『墓と葬送の中世』(共著・高志書院)

目次

1 石塔の見方―時代判定のコツ(層塔―古代の石塔;宝塔―真言・天台と地方色;五輪塔―時代のわかる観察ポイント;蓮弁と格狭間―表現の意味;宝篋印塔―源流と新旧関係;仏様の姿―木彫仏を知る)
2 石塔と向き合う―実測調査のツボ(実測の基本とアイテム;五輪塔の測り方 手順と着眼点;宝篋印塔の測り方 手順と着眼点;層塔の屋根と宝塔の塔身;荘厳部の測り方―反花座・基壇・格狭間・仏像・梵字・銘文;拓本の採り方;写真の撮り方)

著者等紹介

藤澤典彦[フジサワフミヒコ]
1945年生れ、元大阪大谷大学教授

狭川真一[サガワシンイチ]
1959年生れ、(公財)元興寺文化財研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中寛一

17
宝篋印塔などを例に上げ、時代によってその形がどのように変化してきているのか説明されていた。その中で五重の塔などの木造建築の軒などの造りが模倣もされ石で表現されていた時期もあったというのには驚いた。宝篋印塔の形・サイズをどのように測定し図面にするかなど詳しく説かれていた。刻まれている梵字の彫り方も断面がV字の薬研彫とかU字、字に縁を付けるなど色々あることも知ることができた。拓本の採り方も説明されていた。2018/08/28

月をみるもの

7
こないだ来た Lenovo Phab2 で、近所の石塔とかの立体モデルを作成しよう。http://bookmeter.com/post/13/151017950 2017/03/04

アメヲトコ

6
古いお寺でよく見かける石塔、その見方のコツや実測の仕方、拓本の取り方、写真撮影の方法など、石塔調査の基本を総合的に解説したマニア向け一冊。前半部の著者二人による関西弁対談が訳分からなくて(初心者は後半から読んだ方がいいです)面白い。2019/05/21

綱渡鳥

1
中世考古学の第一人者である2人の著書。コンセプトは調査に持ち歩ける内容とのこと。関西弁での軽妙なやりとりがそのまま活字化されており、読み物としても非常に面白い。個人的には格狭間の断面形状に着目すると時代の変化を見分けやすいということは参考になった。また近年のフォトスキャンなどによりデジタル測量がかなりの精度で可能になったわけだが、それに対するメリット・デメリットにも触れられており、満足の内容である。学生時代のようにこの本と道具一式を持ってフィールドワークに出かけたくなる。

こまさん

1
戦国法、城郭に続く、高志書院のマニアック対談集のひとつかと思ったが、随分まえから構想があったらしい。著者もあとがきで述べているが、専門的かつ文章では伝わりにくいので対談を読んでいても何のことを指しているのか全然わからないこともしばしば。ただ図版が多いので今後見る時の参考にはなる。こういう関係の仕事および趣味がある人間にとっては持っていて損は無いと思う。2017/03/16

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