内容説明
人によっては「くだらぬ!」と一笑に付されてしまいそうなことでも、驚異的なひらめきと、圧倒的な腕力でねじふせ、なにはともあれ芸術的に具現化させることを「乙幡脳」と呼び、それを紙面大博覧会として一冊にまとめた、実験的書籍。愛と勇気の妄想工作が今ここに集結!
目次
第1室 唸る(スケキヨ的製氷器を作る;靴のかかとを邪鬼にする ほか)
第2室 愛でる(カップヌードルでマトリョーシカ;持ち歩く腹・日時計を作る ほか)
第3室 踏ん張る(ヤクルトの容器でシャンデリア;パチンコCR乙幡啓子 ほか)
第4室 微笑む(アイスの当たりくじに油断禁物;ハンザキバーグ ほか)
第5室 ほとばしる(カツオブシを本当に躍らせたい;愛妻弁当をカモフラージュする ほか)
著者等紹介
乙幡啓子[オツハタケイコ]
1970年9月21日群馬県出身。津田塾大学卒。幾多の会社を経て、2003年よりデイリーポータルZに参加。いつしか工作系ライターと呼ばれるように。現在は月1回執筆。北尾トロ氏主催の雑誌「レポ」にも怪しい工作記事を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
53
読書友の、きょん。さんご紹介本。オープニングの犬神家の氷からツボ!!O(≧∇≦)O(笑)すごいぞ、乙幡啓子~(*´∇`*)フフフ♪何か工作をしたくなりました!!O(≧∇≦)O2015/07/23
チェ・ブンブン
15
小学生の腕の見せ所、夏休みの工作。大人が本気だすと凄いことになる。理解の教科書に描かれる細胞の絵をゼリーで表現したり、マンホール盆栽を始めたりとレベルが違う。小学生が自力でこの本頼りに作ったら表彰ものだ、逆に親に作らされるとヤラセと嘲笑われるだろう。2013/08/18
きょん。
9
著者は職業「妄想工作家」。彼女のとんでもなくくだらなくて笑える工作作品集。「サイズ違いのカップヌードルでマトリョーシカ作ってみた」「きのこの山を松茸の山にしてみた」など、普通の人なら頭の中で妄想するだけ(思いつきもしない?)なのに、実際に「作っちゃう」からすごい。たまたま御本人の講演会に行く機会があって、思わずサインまでもらってきてしまった。2015/06/28
ひなにゃんこ
7
★4 いきなりの犬神家ネタのインパクトに、すっかりハートを掴まれた! くだらない思いつきを具現化してしまうバイタリティ、器用さ、根気強さ、完成度の高さ、素晴らしい。こういう発想と、それを実行しちゃう「全力でおバカな事をやる」精神は、「少年の心をそのままに大人になった男」の専売特許だと思ってたんだけど、女性だというのがまた。 特に犬神家氷、邪鬼ヒール、リュウグウノツカイ・マフラーが好き。何かヴィレッジ・ヴァンガードで扱ってそうな完成度(笑)。あと緩衝材ジオラマは、あまりのそれっぽさに感動した!2013/09/30
猫
5
脳ミソのどの部分を使ったらこういう発想が出てくるのかわからない(褒め言葉) とりあえず思いつきでやってみて形になるレベルの器用さがうらやましい。フェイクシルバースイーツがちょっとツボだった。2015/06/18
-
- 洋書
- Think Perl 6