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内容説明
名家の令嬢ルビー・アンジェロは、父の訃報を確かめる旅の途中で暴徒と化した群衆に襲われてしまう。そんなルビーを救った青年は、驚くほど博学で、それ以上に傲慢だった。「愚民が!無謀にもほどがある」放たれた言葉の裏に潜む優しさは、旅に疲れたルビーの心を癒してゆく。だが大天使の名を冠する彼は、父の仇の怪僧と密かに通じ合っているようで…中世ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、愛と美と真実に彩られたミステリアスラブロマン、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
5
珍しく理系?なヒーローで、その言動が面白い。ヒロインに「愚民が!」と連呼(笑)。舞台がイタリアなので、小道具の名前とか物珍しい感じでした。2011/08/13
こんこん
3
小道具がいろいろと素敵。これだけ作りがしっかりしてるなら、エロ無しで普通に勝負してもよかったのになあ……2011/08/19
ゆん
2
結構ミステリー仕立てで面白かった。父親のボケっぷりは、ちょっとひどいかと(笑)これ、やっぱり最後の文章を入れないといけないものなんでしょうかね?そういう系統の本みたいだけど、最後に入れないで間に軽くはさんでおいてくれた方が…まぁ、そこは見なかった事にしておこう。2011/12/04
具だくさん
2
久々な作家さん。面白かった~。ミケーレが好み。なんか本格的なので、微エロレーベルから出たのが意外。でも微エロでも売りにしなきゃこうゆうの売れないのかな。最後のシーンはなくてもいいけど、ミケーレの告白あってきちんとくっつく過程なのでいいかな。2011/08/26
なりた
2
新創刊第2弾その2。初めて読む人。楽しかった。ミステリーというわけでもないのかもしれないけれど、少女小説にしてはめずらしいようなそうでもないような? アラビアの医学書とか天体観測とか出てくる単語になんたなく懐かしさを感じる。彼はプロティヌスとか読んでいそうだ。けど賢者の墓はどんな仕掛けなんだろ。木靴の分だけドレスの丈が合わなくて落ち込む彼がかわいらしい。そういえば継母はどうなったんだろ。★★★★☆2011/08/21