内容説明
タテマエだけの入門書にはもうウンザリ。本音で書いた実践的なシナリオ入門書。
目次
映画はイタダキでできている(すべての映画にはモトネタがある;最初のコンクール応募作品からもちろんイタダキ ほか)
カルト・ムービーを発見しよう(自分の眼と感性を信じて、自分の好みの映画を見つけよう;優れた映画人はみな自分だけのカルト・ムービーを持っている)
私のシナリオ修行(映画はまず自分の眼で見て、文句はそれから;長期の入院生活で古典の愉しさを知る ほか)
実践的シナリオ作法(『暴行切り裂きジャック』から学ぶ(ストーリーラインと一口ストーリー;「人間」ではなく「キャラクター」を描く ほか)
『ふたり』から学ぶ(脚色は原作にそって行う;映画的にするために千津子の幽霊を出した ほか)
『廃市』から学ぶ(エンタテイメントの場合は共作も一つの方法です。;『アッシャー家の崩壊』を頭に思い浮かべながら ほか))
名作もヒット作もイタダキからできている(『エイリアン』は1も2もイタダキできています。)
著者等紹介
桂千穂[カツラチホ]
1929年東京育ち。脚本家・映画評論家。70年、『血と薔薇は暗闇のうた』でシナリオ作家協会・新人シナリオコンクールに入選。72年、『薔薇の標的』『白鳥の歌なんか聞こえない』で脚本家デビュー。脚本のほか小説の執筆や、映画関係やホラーなど多数の訳書も上梓。現在はシナリオ作家協会シナリオ講座で理事をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。