内容説明
世界無形文化遺産の全体像を俯瞰できるデータ・ブック。本書は、ユネスコの最新の無形文化遺産の全体像、すなわち、無形文化遺産保護条約の仕組み、「緊急保護リスト」52件、「代表リスト」399件、条約の原則と目的に適った好ましい実践事例である「グッド・プラクティス」19件の合計470件の全件を理解することにより、後継者難、社会環境の変化などで失われつつある地方の良き伝統文化の持続可能な発展につながるノウハウやヒントを見出したい。
目次
世界無形文化遺産の概要(ユネスコとは;世界無形文化遺産とは;世界無形文化遺産が準拠する国際条約;無形文化遺産保護条約の成立の背景;無形文化遺産保護条約の成立の経緯とその後の展開 ほか)
世界無形文化遺産の地域別・国別一覧(アフリカ;アラブ諸国;アジア;太平洋;ヨーロッパ・北米 ほか)
著者等紹介
古田陽久[フルタハルヒサ]
世界遺産総合研究所所長。1951年広島県生まれ。1974年慶応義塾大学経済学部卒業、1990年シンクタンクせとうち総合研究機構を設立。アジアにおける世界遺産研究の先覚・先駆者の一人で、「世界遺産学」を提唱し、1998年世界遺産総合研究所を設置、所長兼務。世界遺産委員会や無形文化遺産委員会などにオブザーバー・ステータスで参加、三鷹国際交流協会(東京都三鷹市)での「国際理解講座」、中国杭州市での「首届中国大運河国際高峰論壇」、クルーズ船「にっぽん丸」での講演など、その活動を全国的、国際的に展開している
古田真美[フルタマミ]
世界遺産総合研究所事務局長。1954年広島県呉市生まれ。1977年青山学院大学文学部史学科卒業。1990年からシンクタンクせとうち総合研究機構事務局長。1998年から世界遺産総合研究所事務局長兼務。広島県景観審議会委員、NHK視聴者会議委員、広島県放置艇対策あり方検討会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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