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内容説明
僕は死体写真家だ。パレスチナやインドなど、世界各国で見た「生」と「死」を写真と文章で綴る。この世界は残酷だ。
目次
第1章 黄泉の國と交信すべきか
第2章 パレスチナ/暴力の異相
第3章 暴力の相貌
第4章 インドという異郷
第5章 日本沈没
第6章 コロンビア/ゴアの終焉
第7章 暴力表現の自由
第8章 メキシコの意志
第9章 地下都市と闇の奥
第10章 死後の世界
第11章 祈るタイ
第12章 日本自殺
第13章 第一号案件あるいは巨人ゴーレムの場合
著者等紹介
釣崎清隆[ツリサキキヨタカ]
死体写真家・映像作家・文筆家。1966年、富山県高岡市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。学生時代より映画制作、文筆活動に従事し、AV監督を経て1994年に写真家としての活動を開始。1995年、NGギャラリーにて初個展。ヒトの死体を被写体にタイ、コロンビア、ロシア、パレスチナなど世界各国の無法地帯や紛争地域を取材し、これまでに撮影した死体は千体以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャケット君
2
死体写真が見れると聞いて読んだ。コロンビア、メキシコなど中南米のリアルな様態の死体写真が見れた。ゴアであることが最高の評価ではないが何か別の評価軸で死体を撮っているように見えた。日本の自殺についての随筆。筆者は魅力的な文章を書く。一方、死刑になりたいがために殺人を犯し、それが自殺の一形態であることから論じるのは、脈絡がない。とはいえ死刑廃止論の中でそのような人が一定数いるのなら死刑が最大の追放刑という効果は薄れるかなという詩座は得た。ところどころ、日本で政治的なアクションもなく生きている日本国民を軽蔑2025/08/19
ぜべっつ
0
死を客観的に書く。宗教観の説明もあり、丁寧だが、紛争などは背景がところどころわからなかった。変な解釈や宗教観がなかったのでなかなか良い本2011/11/19