内容説明
誰もが気になる獄中のごはん約100食を再現。『刑務所の中』の花輪和一氏が語るクサイメシの実情とは。
目次
正月・祝祭日用特別食
花輪和一氏に聞く実録刑務所のメシEpisode1 逮捕と取り調べ
春のメニュー―府中刑務所
花輪和一氏に聞く実録刑務所のメシEpisode2 裁判所と拘置所
夏のメニュー―府中刑務所
花輪和一氏に聞く実録刑務所のメシEpisode3 刑務所の中その1
集会で食せるお菓子―2007年府中刑務所
秋のメニュー―府中刑務所
花輪和一氏に聞く実録刑務所のメシEpisode4 刑務所の中その2
冬のメニュー―府中刑務所
花輪和一氏に聞く実録刑務所のメシEpisode5 刑務所の外
100年前のムショメシ
府中刑務所文化祭2008
食事についての嗜好傾向
刑務所の運動会
刑務所でのテレビ・ラジオの視聴
受刑者の動向
1年間の献立リスト
著者等紹介
川保天骨[カワホテンコツ]
1970年、福岡県生まれ。株式会社ギョクモンエンターテイメント代表取締役社長。極限状態における、研ぎ澄まされた人間の欲望のあり方を追求する編集者
籔中博章[ヤブナカヒロアキ]
1965年、兵庫県生まれ。作曲家、ライターの他にデザイン、動画編集など活動の場は幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
63
図書館本。俗称「くさいめし」こと刑務所内の食事。企画として面白い本です。基本的に粗食ですが、健康的で美味しそう。しかし読みにくいレイアウト、受刑者に取材したとは思われぬ文章、実際のレシピを元にあくまでも想像で再現した写真。ちょっと色々残念…… 花輪和一さんのインタビューには満足です!2019/03/01
みずたま
12
読友さんに教えてもらいました。面白かった〜‼︎ 冒頭から「刑務所にはいることになった場合、まずは〜」で思わず笑ってしまった。おせち料理などの特別食から日常の献立まで。カロリー計算されているけど量は少ないような…私、足りないかも(^^;; ムショメシだけでなく、刑務所の暮らしにも触れられているけど、一生関わらない人生を送りたいものです(笑)でも、府中刑務所の文化祭は一度行ってみたいな。2015/01/31
きゅー
7
なんかすごい一冊だった。刑務所の四季折々の食事が写真と文章で再現されている。これ全部わざわざ作って写真に撮ったのかと、その労力に驚かされた。刑務所の料理は基本的に煮炊きして作るようだ。だから焼き肉のような料理も、それっぽく煮て作られる。焼かれた熱々のものを食べるなど夢のまた夢。そして、とにかく甘いものが欲しくなるそうだ。ジャムを大事に舐め取るという。経験したくはないが、これも一つの食事のあり方。2025/07/08
ゆき
7
面白い!!カラーでわかりやすい。おいしそうじゃないか!!ムショメシ!!!ずるし!私より良いの食べてるような???めっちゃ健康めし。2016/06/15
しげ
7
ただネギが浮いただけのすまし汁や、茶色くなるまで煮たきゃらぶきがやたら美味しそうに見えました。どのメニューも温かい状態で食べることができないのはつらそうです。麦飯のおかずがハンバーガーだったりと、不思議なメニューもあり、とても面白かったです。2013/09/27