内容説明
大国の思惑に翻弄され続けた国がある。それ故に幾度も戦火にまかれた国がある。そして世界中に見放された国がある。かつてその国は「文明の十字路」と呼ばれていた。アフガニスタンが、もし一人の少女だったら。胸にこみあげる、やさしさとせつなさ萌えと世界が邂逅する歴史大河ロマン世界史四コマ漫画。なお、この漫画は史実を元にした創作であり、実在の人物、団体、事件とは関係ありません。
目次
グレートゲーム
パキスタン
アフガニスタンの経済
デュラント・ライン
農業国家
ギンギラ
ニンジン
カシミール問題
親ソ政権樹立
ムジャーヒディーン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこよぎる。
1
基本はほのぼの漫画に見えますが、その元ネタのアレンジぶりが凄いです。2008/09/08
camuson
0
解説を読まないと、何のことやらさっぱりわからないのですが、 むしろ、そのムリヤリ感が潔いと思いました。 解説を読むと、細かいディテールを 作品に埋め込んでいることが一応わかります。 言われなきゃわからんわとツッコミを入れながら読む感じでしょうか。 解説を含めて内容は極めて浅いので、 遠くて縁のない国を知るための入口として活用するのには悪くないですが、 他の本やメディアで知識を補う必要があります。2018/01/08
reeree
0
アフガニスタンについて漫画でわかりやすく簡潔に解説。2012/08/30
VC
0
作者今どうしてるんだろ。個人情報流出してたよねたしか・・・・・・
時雨
0
タリバーン復権と首都陥落の報で、この作品を思い出して再読。2005年7月刊。/中央アジアの小国・アフガニスタンを薄幸の少女に萌え擬人化し(この表現自体が既に懐かしい響き)、19世紀以降の周辺地域での紛争や産業、直近の動きを辿ったWeb漫画の書籍版。解説必須のレベルまで史実が漫画的表現にアレンジされているため、本書だけでアフガニスタンを理解した気になるのは危険だろう。ただ、本邦から微妙に縁遠く感じられる中央アジア諸国、その区別や位置関係も覚束ない人にとって、地域史に馴染むとっかかりとしての意義はあると思う。2021/08/21