目次
インタビュー 栗木京子×伊藤一彦―訳のわからない自分を
代表歌三〇〇首選
特別寄稿エッセイ
交友録
自歌自注
栗木京子論
栗木京子コレクション
作家論
アルバム
栗木京子さんへの質問
対談
若山牧水論
牧水の吸引力
若山牧水賞講評
著書解題
年譜
著者等紹介
吉川宏志[ヨシカワヒロシ]
1969年宮崎県生まれ。「塔」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はち
6
今日買った本の一冊。このシリーズは好きで、見つけたら極力買うようにしている。栗木さんの意外な内面が面白い。吉川さんが選んだ代表作300首選は必見。インタビューも興味深い。名古屋出身なのね。2015/10/23
はち
5
再読。明後日の岡山歌会に備えて。栗木さんの歌はちゃんと読み込めているわけではないし、歌会ご一緒するのも初めてなので。全国大会の時に少しだけお話する機会があったが、観覧車の歌の方なんだなぁ、という吉川さんと同じ感慨があった。2016/03/04
シロクマぽよんぽ
3
「観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生」の歌人。個人的には、若さ・みずみずしさを詠んだ歌が、最も生き生きしているように感じられた。好きな歌は「ぶらんこを真すぐに止めて降りしのち二十年(はたとせ)は過ぐ恋もせぬまま」、「退屈をかくも素直に愛しゐし日々は還らず さよなら京都」。あと、近年この歌人は時事詠を文語で詠んでいるのだけれど、格調は生まれるものの、どうしても瞬発力が失われるように感じた。2021/01/03