5000日後の世界 - すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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5000日後の世界 - すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

  • ISBN:9784569850504

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内容説明

「ビジョナリー(予見者)」。本書の著者、ケヴィン・ケリーはしばしばこう称される。テック文化を牽引する雑誌・米『WIRED』の創刊編集長を務めた著者は、GAFAなど巨大企業による「勝者総取り」現象など、テクノロジーによって起こる数多くの事象を予測し、的中させてきた。著者によれば、インターネットが商用化されてから5000日後(約13年後)にソーシャルメディア(SNS)が勃興を始めた。そして現在は、SNSの始まりからさらに5000日が経ったところだ。いまやインターネットやSNSは、われわれの暮らしに欠かせないものとなっている。では、次の「これからの5000日」には何が起きるのか。著者はすべてのものがAI(人工知能)に接続されたAR(拡張現実)の世界「ミラーワールド」が訪れると予測する。各国に住む100万人単位の人がバーチャルな世界で協働することが可能になる世界だ。SNSに続く新たな巨大プラットフォームの誕生である。新たなプラットフォームは、働き方や政府のあり方にも大きな影響を与える。地球のどこにいても誰とでも仕事ができる世界になれば、会社とは異なる形態の組織が生まれる。また、製造業や金融、流通、交通、観光、農業、教育……といった多くの産業も、大きな変化を余儀なくされるだろう。さらに、新たなプラットフォームは、何万もの新たな勝者の誕生にもつながる。この巨大潮流を知り、変化が加速する時代をサバイブせよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

28
これから50年はAIの時代。まったくその通りだと思う。インターネットの商用化から5000日でSNSが立ち上がり、今はそこから約5000日経ったそう。今後の5000日では何が起こるのだろうか。テクノロジーが全てを解決するという本書の主張は全てを受け入れることはできないがテクノロジーによる明るい未来は想像するだけで楽しい。なんとなくテクノロジーの進化を恐れるような本が多い中、楽観的にテクノロジーの進化を楽しもうと思える本。良書です。2022/01/09

ta_chanko

16
テクノロジーは何を望んでいるか?本来の目的とは違うテクノロジーの使われ方が、次の時代へのヒントになる。AI・ブロックチェーン・バイオテック・自動運転車・ドローン・AR(拡張現実)・VR(仮想現実)などのテクノロジーの進化によって、5000日後(15年後)にはミラーワールドが実現する。変化は少しずつ×少しずつ、気がついたら指数関数的に世界が進化している。人々はスカウターのような眼鏡をつけ、家にいながらにして世界のどこにでも行けて、直接会わない人たちとも共働できる。まるでSFや夢のような世界。未来が楽しみ。2022/02/25

nichepale

14
再読。ケヴィン・ケリーはとても読みやすく哲学的であり、好きな作家。印象的だったのは、人生の残り時間は、年数ではなく日数で数えよということである。私もスマホに残日数アプリを入れてみたが、人生のXX%はすでに終了済、という表示がしびれる。またケヴィンの友人の場合、人生を振り返ると、だいたい5年に一つのことを成し遂げているのだそう。その計算式で行くと、死ぬまでにできることは大して多くない。地味に焦る。以下、印象に残ったところ→一般的にテクノロジーはどんどん累積し、古いものが消えてしまうことはほとんどありません。2024/06/29

武井 康則

9
5000日つまり13年後にどうなっているのか。インターネットの商用化から13年後にSNS。その13年後が今だという。生活のあらゆる個所にAIが仕込まれ、バーチャルリアリティが一般化し、と誰もが考える未来が語られる。飛行自動車は音の問題で一般の実用化はまだだろう。GAFAは勢いをなくし、次の企業に座を譲るだろう。仮想通貨は信用できず、流通に難があるがデジタル化は中国等でもう始まっているなど具体的な話も多い。がまだ未定の個所が多すぎてまだ誰も語れる所まで行っていないのだろう。2024/10/03

ニョンブーチョッパー

9
★★★★★ 次の時代の勝者は、GAFAのどれでもなく、まだ名もないスタートアップ企業になるだろうという予測は衝撃的(次に勝つのはARの会社という見方)。時代を遡れば、マイクロソフトやGAFAの登場について同じようなことが言える。過去5000日から未来の5000日を想像することは説得力があるし、とても示唆に富んでいる。2022/02/20

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