感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
5
塔の創設者であり、文学者であり、歌人である高安国世のアンソロジー。選は永田さん。塔に入って、その最初を見たいと思ったのだ。まさに研究時代から、家族のこと、妻のこと、洋行、そして自らの死まで。生涯をこのような形で残せるのは歌人だけの特権のように思える。2015/01/19
はち
4
再読。初読時よりもずっと入ってきた。特に初期作品と後期作品は。なぜか中期作品にうまく入っていけなかった。前衛の影響を受けていたらしいが、それはあまり好みではなく、家族、特に子供の歌や、文学に対する愛情を感じる歌が好きだ。リルケの専門家。リルケは苦手やけどね。2016/01/03
浦和みかん
2
高安国世の作風は大きく3期に分けられるとよく言われるが、アンソロジーという形とはいえ通して読むことで実感を伴って味わえた。以前読んだ『高安国世の手紙』とも合わせて為人が垣間見られたと思う。2016/07/23
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