アジア・アフリカ絵本シリーズ おしゃれがしたいビントゥ

ディウフ，シルヴィアン・Ａ．【文】〈Ｄｉｏｕｆ，Ｓｙｌｖｉａｎｅ Ａ．〉/エヴァンス，シェーン・Ｗ．【絵】〈Ｅｖａｎｓ，Ｓｈａｎｅ Ｗ．〉/さくま ゆみこ【訳】

アートン新社（2007/02発売）

• サイズ A4判／ページ数 31p／高さ 28cm
• 商品コード 9784861930706
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

西アフリカの女性は、子どもも大人もおしゃれが大好き。着るものや装飾品ばかりでなく、ヘアスタイルにもこだわっています。ビントゥは、自分の髪をおしゃれな三つ編みにして、毛先に金色のコインや貝殻をつけたいのですが、おばあちゃんはまだ早いと言います。三つ編みをしなくても、すてきな女の子になるには、どうしたらいい。西アフリカ・セネガルの村のくらしが描かれた絵本。

著者等紹介

ディウフ，シルヴィアン・Ａ．［ディウフ，シルヴィアンＡ．］［Ｄｉｏｕｆ，Ｓｙｌｖｉａｎｅ　Ａ．］
子どもの本、大人向けの本など幅広く手がける作家。アフリカの王や女王について書いた著作がよく知られており、大学でも教えている。セネガルとフランスの血をひき、アフリカ、ヨーロッパ各地を旅して暮らしてきた。現在、ニューヨークに息子とともに住んでいる

エヴァンス，シェーン・Ｗ．［エヴァンス，シェーンＷ．］［Ｅｖａｎｓ，Ｓｈａｎｅ　Ｗ．］
ミズーリ州出身のイラストレーター。グラフィックデザイン、ウェブデザイン、ファインアートと幅広い分野で活躍し注目されている。大学を卒業後、アフリカ、南米、アジア、ヨーロッパなどを旅し、様々な文化からインスピレーションをうけながら、ユニークなスタイルを作り上げた。子どもの本ではアメリカ先住民セミノール族の指導者を描いた絵本「Ｏｓｃｅｏｌａ」（未邦訳）でボストン・グローブ・ホーン・ブック、ノンフィクション部門のオナー・ブックを獲得している

さくまゆみこ［サクマユミコ］
東京生まれ。出版社勤務を経て、現在は翻訳家。「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。訳書に『ヒットラーのむすめ』（産経児童出版文化賞“ＪＲ”賞／すずき出版）他多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[遠い日]

大人っぽい三つ編みのヘアスタイルに憧れる、セネガルの女の子、ビントゥ。ちりちりの毛を４つのお団子に結った今のヘアスタイルをやめたくてしかたない。おしゃれがしたい女の子の心理の揺れを、巧みに描いていて、周りの大人たちのおしゃれぶりもすばらしい。おしゃれは自己主張。しっかりとした内面あってこそを、認めてくれた大人たちのビントゥへの対応がすてき。

2018/03/15

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

西アフリカ、セネガルのおはなし。おしゃれがしたいビントゥは、おばあちゃんからまだ早いと言われ…。　おしゃれしたい乙女心は共通ですね！

2023/04/25

[ごんたろう]

西アフリカの村の生活がよく描かれている。少女ビントゥは長い髪のみつあみに憧れるが、今は短くて出来ない。そんな少女の悩みに対して周囲は優しい。少女の悩みは孤独な世界での悩みではない。話を聞いてくれる人もいる。おしゃれよりも大切なことがあるよと言いながらも、大きくなったら髪は伸びるからと慰めてくれる人もいる。弟が生まれたり、パーティに参加したり、ある危機を救ったりしながら、少女は多くの人々の間で豊かな世界に触れていく。みつあみという遠くて大きな夢は、おしゃれに豊かに生きるという源氏的な存在感へと変わっていく。

2017/08/25

[ひっく]

４才息子に読み聞かせ。女の子向けかな？と思いながら読んでいたけれど関係なかったようで、息子は気に入った様子。割と文章の多いページもあっだけれど集中して最後まで楽しめていた。これまでもアフリカの生活が分かる系の絵本はだいたい気に入っているのでまた他のものも読んでみよう。

2022/12/15

[カヤ]

かわいい！おしゃれしたくてたまらん女の子のお話。

2017/11/25