さよならアメリカ、さよならニッポン―戦後、日本人はどのようにして独自のポピュラー音楽を成立させたか

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  • サイズ A5判/ページ数 393p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861919077
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

内容説明

J‐POP発生の起源と源流を「はっぴいえんど」を中心に解析した、日本近代文学専攻のシカゴ大准教授による、一大戦後日本ポピュラー音楽史研究。

目次

第1章 解放の音楽―黒澤明、笠置シヅ子、そして占領下の日本における自由への道
第2章 美空ひばりの位置づけ―アジア人はどこに行った?
第3章 ミステリー・プレイン―坂本九とロカビリーの翻訳
第4章 システム内での変革―グループ・サウンズとノイズの商業的、革命的ポテンシャル
第5章 ニューミュージックと否定の否定―はっぴいえんど、荒井由実、そしてイエロー・マジック・オーケストラ
第6章 「YES」と言える日本―バブル後の経済におけるバブルガム・ミュージック
最終楽章

著者等紹介

ボーダッシュ,マイケル[ボーダッシュ,マイケル][Bourdaghs,Michael]
1961年アメリカ・ミネソタ州生まれ。1984年に仙台、宮城教育大学の交換留学生として初来日する。1986年にマカレスター大学を卒業し、アメリカのTV局の東京支社に勤務。1989年にコーネル大学の東アジア文学博士課程に入り、1996年に博士号を取得する。同年、UCLAの教員となり、2007年にシカゴ大学に移籍。現在は同大学で東アジア言語・文明学部の准教授を務める。過去には東北大学および国際基督教大学の客員教授を務め、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ各地の大学で講義をおこなっている。初の著書“The Dawn That Never Comes:Shimazaki Touson and Japanese Nationalism(決して訪れない夜明け:島崎藤村と日本のナショナリズム)”は2003年にコロンビア・ユニバァーシティ・プレスから刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

J-POP、その発生の起源と源流を「はっぴいえんど」を中心に解析した、
日本近代文学専攻のシカゴ大教授による、一大戦後日本ポピュラー史研究!
戦後日米間の文化的時差を埋める画期的な論考!

『さよならアメリカ、さよならニッポン』は各章で、きわめて理論的なレンズを通して単一のジャンルを分析する――解放と音楽の関係/音楽の評価に文化的な位置づけがおよぼす影響/世界中に音楽のジャンルを発信する際に翻訳が果たす役割/音楽におけるノイズの位置と歴史的な変化との関係/本物と模倣のイデオロギー間にある希薄なつながり/商業的成功と芸術性の関係/メロドラマの機能。最後にボーダッシュは、近年における日本のポップ・ミュージック文化に目を向けた画期的な論考である。

マイケル・K・ボーダッシュ シカゴ大学の近代日本文学准教授。著書にThe Dawn Never Comes: ShimazakiToson and Japanese Nationalismがあり、夏目漱石『文学論』、亀井秀雄『感性の変革』の翻訳担当編集者を務めている。

<目次>
第1章 解放の音楽 ●黒沢明、笠置シヅ子と占領下の日本における自由への道
第2章 美空ひばりの位置づけ ●アジア人たちはどこに行った?
第3章 ミステリー・プレーン ●坂本九とロカビリーの翻訳
第4章 体制内での仕事 ●グループ・サウンズとノイズに秘められた商業的、革命的な可能性
・ケース1:寺内タケシ
・ケース2:かまやつひろし(スパイダーズ)
・ケース3:大口広司(テンプターズ)
第5章 ニュー・ミュージックと否定の否定 ●はっぴいえんど、荒井由実とイエロー・マジック・オーケストラ
第6章 イエスと言える日本 ●バブル後経済におけるバブルガム・ミュージック

解説対談:萩原健太VS湯浅学