サッカー小僧新書
なぜボランチはムダなパスを出すのか?―1本のパスからサッカーの“3手先”が見えてくる

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  • サイズ B40判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784861918339
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

出版社内容情報

 ボランチ――。
 ポルトガル語で「舵取り」を意味する、このポジションはサッカーで最も重要な役割を担っています。しかし、実際にボランチのプレーがクローズアップされることは多くありません。なぜか? それは「ボランチの見方」がサッカーファンに浸透していないからです。
 ほんの2、3歩のポジション移動、一見無駄に見えるパス交換、パスを出す前の体の向きなど、普通に見ているだけでは気づかないプレーで、中盤を支配できるかできないかは決まります。
 この本ではシャビ、遠藤保仁など名手と呼ばれる選手をサンプルにしながら、ボランチの奥深さについて解説します。「サッカーを見る目」をレベルアップさせ、「サッカーをより深く語れる」ようになる1冊です。

◎構成

第1章 『ボランチのプレーを読み解く「10」の新常識』

第2章 『ストライカー目線のボランチ論』

第3章 『サイドバック目線のボランチ論』

第4章 『現代サッカーを動かすボランチたち』

第5章 『最終テスト・サッカーの"3手先"が見えるようになる』

◎著者プロフィール

北 健一郎
1982年 7月6日生まれ。北海道旭川市出身。日本ジャーナリスト専門学校卒業後、放送作家事務所を経て、フリーライターとしての活動を始める。2005年からサッカー専門誌・ストライカーDX(学習研究社)の編集者として働くかたわら、フットサル専門誌・フットサルナビ(白夜書房)を中心に原稿を執筆。2009年3月、ストライカーDX編集部を離れて独立。現在はサッカー、フットサル を中心に活動中。主な著書に『フットサル速効マニュアル100』 『リカルジーニョ神技バイブル』(いずれも白夜書房)、『サカテク』 『ゴールキーパー専門講座』 『ジャイアントキリングを起こす19の方法』(いずれも東邦出版)、『サッカー戦術とは何か?が誰にでも簡単に分かるようになる本』(共著/毎日コミュニケーションズ)がある。

内容説明

人が気づかないプレーを見逃さないようになる。良いパスと悪いパスの決定的な違いを知る。試合中の見るべき場所が分かる。最先端のボランチが持つ視野と予測力が手に入る。播戸竜二、駒野友一に聞くボランチとは?サッカーの賢い見方。教えます。

目次

第1章 ボランチのプレーを読み解く「10」の新常識(“真ん中”でボールを受ける;“3次元の視野”で見る ほか)
第2章 ストライカー目線のボランチ論(80%のパス;先が見えているからこそ“出さない” ほか)
第3章 サイドバック目線のボランチ論(サイドバックにとってやりやすいボランチとは?;何気ないパス交換で試合を動かす ほか)
第4章 現代サッカーを動かすボランチたち(シャビ―現代フットボールの良心;遠藤保仁―究極のマイペース ほか)
第5章 最終チェック・サッカーの“3手先”が見えるようになる(サッカー観戦上級者になる;チェック1 ボランチが動き過ぎていないか? ほか)

著者等紹介

北健一郎[キタケンイチロウ]
1982年7月6日生まれ。北海道旭川市出身。日本ジャーナリスト専門学校卒業後、放送作家事務所を経てフリーライターとしての活動を始める。2005年からサッカー専門誌・ストライカーDX(学習研究社)の編集者として働くかたわら、フットサル専門誌・フットサルナビ(白夜書房)を中心に原稿を執筆。2009年3月、ストライカーDX編集部から独立。現在はサッカー、フットサルを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

27
ボランチのパス回しに言及した本で面白かった。若干遠藤賛歌のきらいはあるが、現在のサッカーを紐解く上では重要なピースと感じる。またシャビやピルロの偉大さもわかり興味深い。クリスティアーノ・ロナウドの得点もシャビ・アロンソとのコンビで生まれているのも知らなかったので面白かった。ただぼくの中のボランチはディフェンシブ・ハーフだと思っていたので、誤解が解けて嬉しい。これからボランチのバックパスからの展開を楽しみに見てみたい2018/01/19

出世八五郎

17
一番燃えた大会は中国でのアジア・カップであった。この時、遠藤保仁がちんたらとボールを回し、常にバックパスをし、しかも、走らない。これに不満で遠藤を評価していなかった。要するに私はサッカーを何も分かっていないと本書は教えてくれた。因みにロシアWCでの香川の凄さも私には分からない。本書はシャビと遠藤を中心にボランチが語られ、一章を割いて、代表的なボランチを紹介している。それが以下→シャビ、遠藤保仁、ピルロ、シャビ・アロンソ、セスク・ファブレガス、ウィルシャー、シャヒン(ドル)。2018/07/10

mike

14
三年前の本だけど、古い考え方の所も。全力で走るとボールコントロールが鈍くなり、パスがつながらないというところ。それはそのとおりなのだが、現代には全力でパスを受けても正確にプレーできる選手たちがたくさんいる。香川真司がそうだし、吉武ジャパンのメンバーの中で同じことができない選手は三人だけだったそうだ(これがキーパーの三人だとしたら、フィールドプレーヤーはみんなできることになる)。吉武ジャパンはバルサもどきのパスサッカーだったが、彼らの能力ならばモダンなカウンターサッカーにも適応できるのではないか、と思う。2015/06/06

文章で飯を食う

11
遠藤の話。一個一個のパスに意味があるそうだが、よくわからん。代表戦しか見ない素人には、少し難しい。2016/05/06

エリナ松岡

10
個人的に観戦対象のサッカーとはこれまでほとんど縁がなかったので、これが最初の一歩・一冊となります。なので相対的な評価はできませんが、初学者にとっては説明が丁寧でとても分かりやすい本でした。7年ほど前の出版なため、今はサッカーのトレンド少しが変わってきているようなんですが、新しい分野を学習する僕にとっては変化前のトレンドもある程度理解することで、より大きなトレンドが読めていいんじゃないかなと思います。なお、出版から2年後くらいの増補改訂版が出ているようです。2018/07/15

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