内容説明
境界線に秘められた物語を紐解く!
目次
県境番号とは?
第1章 北海道・東北
第2章 関東
第3章 中部
第4章 近畿
第5章 中国・四国
第6章 九州
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
15
労作。境界のあるところには、争いがある?★お上から境界を引かれても、不都合があると運動を起こした。馬籠宿の所とか、兵庫県と岡山県の県境のところとか。当事者同士で話がまとまらない場合は国が判断をくだす。なるほど。★なかなか勉強になりました。2024/09/01
yoneyama
11
登山愛好家として、三県境に関する話はないかと読んでみたが、まちネタと二県境の話が主だった。やはり三県境は秘境すぎて。著者は93個あるという県境番号まで考案して、県境を研究する県境ライター。様々な発見が各ページに並ぶ。やはり地元、関係ある地域の話以外はあまりノラなかった。それでも毛無峠の硫黄鉱山廃坑跡や、石徹白、馬籠宿の越境合併の話などは興味深かった。2023/12/24
MASA123
10
奈良から大阪や和歌山に入ると道路が良くなる。大阪に入るとカーナビが、たこ焼きを食べている親子の絵になる。奈良に入るときは大仏と鹿だ。イオン高の原店ではフロアに京都と奈良の境界線が引いてある。万葉集にも歌われている、奈良と和歌山の県境「飛び越え石」は、川幅の狭い川に飛び石が10個ほどあった。名阪国道を東へ走ると伊賀忍者の看板がでてきたら三重県で、その少し前の奈良県区間は交通取り締まりが厳しい。・・・など県境は身近に経験している。 本書は、とっておき県境の100選で、さすがにユニークなものばかりでおもしろい。2023/11/26
kaz
4
大半は「だから何?」という内容だし、テレビなどで珍風景として紹介されているようなものも多い。しかし、そういうトリビア感がたまらない。幅90センチの福島県が4キロ以上続く細長い県境「飯豊山盲腸県境」などは、笑った。昔からの漁業権や水利権が複雑に絡まった裏話も興味深い。図書館の内容紹介は『北海道の中に1年間だけ存在した青森県の飛地、日本で唯一平地にある三県境、境目がひと目でわかる住宅街の県境、自家用車で行ける日本最高地点の県境…。47都道府県すべての県境を紹介し、境界線に秘められた物語を紐解く』。 2023/07/16
竜玄葉潤
2
以前、この作者の同種の本を読んだが、それよりも、写真が多く読みやすい。しかし、あまり、新規で行きたいと思えるところは無かったかな。2023/07/21