出版社内容情報
地球の未来と食料生産を持続的に保証する哲学・実践として世界的に注目を集めるアグロエコロジー=農生態学の第一人者の語りおろし。環境の未来と食料生産を持続的に保障する哲学・思想として世界的に注目されているアグロエコロジー(農生態学)の第一人者の語りおろし。
自然と向き合い、耕し、簡素に生き、地球の未来のために社会に働きかける生き方が、私たちの心に響く
序文 簡素という優雅さ
第1章 種を蒔く人の生涯
無限の経済成長はあり得ない
人間とは良くなれる存在
私のおいたち
非暴力をつらぬ
帰農の喜びと苦悩
アグロエコロジーの発見と成果
日々の暮らしで考えること
第2章 エコロジーの深い考察
決してあきらめない
エコロジーと政治・社会
アグロエコロジーがアフリカを救う
第3章
現代と向き合う
報道のあり方を考える
手仕事を大切にする教育
政治と選挙
第4章 希望の種を蒔く
大地の治療者を育てる
詩と寓話
希望の種を蒔き続ける
解説 ピエール・ラビの人と思想 勝俣誠
ピエール・ラビ[ピエール ラビ]
思想家・作家・農民。
1938年アルジェリア生まれのフランス人。
南フランスで有機農業を営むかたわら、思索と哲学を深める。
著書多数。
講演依頼は年間500本以上。そのほとんどで聴衆は1000人を超える。
天羽 みどり[アモウ ミドリ]
勝俣 誠[カツマタ マコト]
内容説明
いのちと生態系を守る農業・社会運動・哲学として世界的に注目されているアグロエコロジーの第一人者による語りおろし。自然と向き合い、耕し、簡素に生き地球の未来のために活動する姿が私たちの心に響く。
目次
簡素という優雅さ
第1章 種を蒔く人の生涯
第2章 エコロジーの深い考察
第3章 現代と向き合う
第4章 希望の種を蒔く
解説 簡素という豊かさ―二つの現代史を生きたラビの思想
著者等紹介
ラビ,ピエール[ラビ,ピエール] [Rabhi,Pierre]
1938年、アルジェリア西部の小村ケナッサ生まれ。フランス国籍。21歳のときに渡仏し、パリに住む。1961年にフランス中南部のアルデシュ県に移住して帰農し、現在に至る。アグロエコロジーの先駆者のひとりとして知られる農民作家・思想家。1968年の五月革命以降、研修生を徐々に受け入れ、農業技術に加えて、ライフスタイルの選択や世界観も語るようになる。半世紀後の今日では、さまざまな社会層からの講演依頼が引きも切らない。主宰する主な組織は、Terre et Humanisme(大地とヒューマニズム協会)、Les Oasis en tous lieux(いたるところにオアシスを)、Mouvement Colibris(ハチドリ協会)など
天羽みどり[アモウミドリ]
1949年、東京都生まれ。パリ在住。『北斗の拳』『まんがサイエンス』『魔法先生ネギま!』など日本漫画のフランス語翻訳を長く手がける。現在、パリ郊外にある農場での活動などを通じて、半農半Xで生活する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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