共生主義宣言―経済成長なき時代をどう生きるか

個数:

共生主義宣言―経済成長なき時代をどう生きるか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月11日 13時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861871405
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

資本主義の次は共生主義だ!GNPの増大に代わる、コミュニティとエコロジーを大切にした社会と経済を構想するための実践と思想の書グローバリゼーションのもとで経済が危機を迎え、格差が拡大するなかで、

GNPの増大に代わる、コミュニティとエコロジーを重視した

新しい社会と経済の指針を示す実践と思想の書。

まえがき マルク・アンベール



第1章 共生主義とは何か? 西川 潤

1  共生の意味と本書の構成

2  「共生主義宣言」の背景

3  「共生主義宣言」の内容

4  世界を文化的・倫理的視点から読み解く

5  「共生主義宣言」の意義

  ――社会科学における倫理性の再建を通じた近現代的世界観の転回



第2章 共生主義宣言――相互依存宣言 アンベール―雨宮裕子 訳

はじめに

1  最大の挑戦

2  四つ(加えてもう一つ)の基本的問題

3  共生主義について

4  倫理と政治と環境と経済に関する考察

5  具体策とは?



第3章 共生主義の経済マルク・アンベール

1  社会をより人間的にする

2  経済と科学技術が支配する社会からの脱却

3  もうひとつの基盤による暮らしの再構築

4  あらゆる活動の商品化に歯止めをかける

5  組織の大きさの制限



結びに代えて



第4章 共生社会への壁をどう克服するか? 西川 潤

1  津久井やまゆり園での障がい者殺人と格差の時代

2  内なる偏見がもたらす社会的損失と相模原事件の教訓

3  ポスト経済成長期を拓く二つの地域ケア



第5章 現代世界における「農の営み」の根拠 勝俣 誠

1  日本型危機の克服と「農の営み」

2  私たちは回しているのか、回されているのか

3  「豊かさ」の現代史

4  断絶とつながりの回復

5  「農の営み」から現代世界を読み直す

6  モノの消費よりも自律を



第6章 ひろこのパニエ

――フランスで取り組んだ共生の産消提携 アンベール―雨宮裕子

1  実践研究からの学び

2  新鮮で安全な地元の野菜を求めて

3  孤立から連帯へ

4  「ひろこのパニエ」の発足と広がり

5  「ひろこのパニエ」から共生社会へ

6  対話から



〈コラム〉 世界に広がる生産者と消費者の地産地消 アンベール―雨宮裕子



第7章 地域に息づく共生運動

1  菜の花プロジェクトが描き出す循環型社会 藤井絢子

2  都市と農村を結ぶ持続可能なコミュニティをどう創るか? 吉川成美

3  野馬土が目指す内発的復興 西川 潤



あとがき 西川 潤

西川 潤[ニシカワ ジュン]
西川 潤
1936年生まれ。
早稲田大学名誉教授。学術博士。
専攻:国際経済学、開発経済学。
主著=『人間のための経済学――開発と貧困を考える』(岩波書店)
『データブック貧困』(岩波書店)

マルク・アンベール[マルク アンベール]
マルク・アンベール
1947年生まれ。
レンヌ第2大学教授、経営学博士。
共著=『脱成長の道――分かち合いの社会を創る』(コモンズ)

勝俣 誠[カツマタ マコト]
勝俣 誠
1946年生まれ。半農半読。
主著『アフリカは本当に貧しいのか――西アフリカで考えたこと』(朝日選書、1993年)、『新・現代アフリカ入門――人々が変える大陸』(岩波新書、2013年)、『娘と話す世界の貧困と格差ってなに?』(現代企画室、2016年)。

アンベール―雨宮 裕子[アンベール アメミヤ ヒロコ]
アンベール―雨宮 裕子
1951年生まれ。レンヌ第2大学日本文化研究所長。
編著“Du Teikei aux AMAP‐le renouveau de la vente directe de produits fermiers locaux”(『提携からアマップヘ――再生する地産地消』),レンヌ大学出版局,2011.主論文「福島の被災農家たち」『震災とヒューマニズム――三・一一後の破局をめぐって』明石書店、2013年、“La longue marche de l'agriculture familiale au Japon”(「日本の家族農業の変遷」),Revue Tiers Monde, Armand Colin, 2015.

藤井 絢子[フジイ アヤコ]
藤井 絢子
1946年生まれ。
NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク代表。
編著『菜の花エコ革命』(創森社、2004年)、『菜の花エコ事典』(創森社、2011年)、『チェルノブイリの菜の花畑から』(創森社、2011年)。

吉川 成美[ヨシカ ワナルミ]
吉川 成美
1969年生まれ。
県立広島大学大学院経営管理研究科准教授、URGENCI(国際CSAネットワーク)理事。
共著『中国の森林再生――社会主義と市場主義を超えて』(御茶の水書房、2009年)、『高畠学』(藤原書店、2011年)。主論文「野の復権【社会主義と市場主義を超えて】」『環』Vol.40、2010年。

内容説明

世界各国で3600余名が署名した共生主義宣言の全訳を収録。他者とつながり、自然を大切にし、不正と闘い、異論も尊重して、市場経済に依存せず暮らす。

目次

第1章 共生主義とは何か?
第2章 共生主義宣言―相互依存宣言
第3章 共生主義の経済
第4章 共生社会への壁をどう克服するか?
第5章 現代世界における「農の営み」の根拠
第6章 ひろこのパニエ―フランスで取り組んだ共生の産消提携
第7章 地域に息づく共生運動

著者等紹介

西川潤[ニシカワジュン] [Humbert,Marc]
1936年生まれ。早稲田大学名誉教授

アンベール,マルク[アンベール,マルク]
1947年生まれ。レンヌ第1大学政治経済学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ñori

1
微妙。マニフェストには倫理という言葉が以前より比重を重くして採択されているというが、以前までに反功利主義が展開してきたものから何か大きな変化を経たようには思えない。これはつまり、人類的課題が以前より切迫してきただけで、その本質が何も変わっていないことを指しているのかもしれない。 むしろ、後半のフランスや日本でのNPOの実践報告のほうが興味深く読める。2022/05/13

どうろじ

0
共生主義というから読んでみたらひどい内容でうんざりした。サブカルチャーの悪い部分が結晶している。2017/11/16

健康平和研究所

0
イリイチの考えを取り入れていて良い 大きな銀行を無くすとか、自給を基本とすること、株の短期売買を無くして投機目的での株の所有を禁じたり、土地の私的所有を制限するなど、うなずきながら読んでいる キューバが経済制裁で肉食を減らして野菜食を増やしたり、フランスの都市近郊に家庭菜園のあることなど、これからの日本にも役立ちそう2017/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11535299
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品