内容説明
日本にとって重大な問題を決定する場合、市民が知識を共有し、確かな判断材料にもとづくことが重要だ。本書は、市民団体のさまざまな調査・研究をふまえ、福島原発事故後の日本のエネルギーと環境に関する選択について議論していく材料を提供している。省エネや再生可能エネルギーのメリットや経済効果を全体としてとらえれば、新たな社会にシフトしていくほうが合理的である。
目次
環境を犠牲にせず、原発に依存しない社会へ
第1部 エネルギー・環境の論点(限界と制約―原発・気候変動・化石燃料;産業構造の転換とエネルギー;「負担」か「未来への投資」か;持続可能な2030年の日本への選択)
第2部 原発をなくし、化石燃料を減らす(市民団体の5つのシナリオ;持続可能な社会は実現できる)
2050年を見据えて―あとがきに代えて
著者等紹介
平田仁子[ヒラタキミコ]
1970年熊本県生まれ。1993年聖心女子大学卒業。出版社勤務、アメリカのNGO「Climate Institute」での活動を経て、1998年より気候ネットワークに参加。現在、NPO法人気候ネットワーク東京事務所所長。国内外の気候変動政策の研究や政策提言、情報提供などに取り組んでいる。東京都環境審議会委員、CAN International理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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