内容説明
全米女子テニス界のスタープレイヤーが休暇先のローマで惨殺された。遺体はひどく傷つけられ、くり抜かれた眼窩には砂が詰め込まれていた。イタリア政府から依頼を受けた法医学コンサルタントのケイ・スカーペッタは、法心理学者のベントンと共に、事件の調査に乗り出した。検屍官シリーズ待望の第15弾。
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia Daniels]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった
相原真理子[アイハラマリコ]
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuna Ioki☆
31
459-92-9 スカーペッタか多少検視官らしい仕事はするものの、ベントンスカーペッタの周りに嫉妬するし、マリーノはベントンへの嫉妬とスカーペッタへの終着でぐだぐだ(笑)ルーシーとローズは病気だし。。。スカーペッタが仕事やめてベントンの元で専業主婦にでもなれば事件に巻き込まれることもなくなるよと誰かアドバイスする人が必要なのかも(笑)2014/03/05
ヨーコ・オクダ
30
ルーシーがオーナーやった全米法医学なんちゃらとかいう組織はどうしたんやろね?今回はまた、新しい土地でのスタート。イタリアで殺された全米女子テニスプレイヤーの事件。グッと興味を惹かれるんやけど、まっすぐ進むわけがないこのシリーズ。「渡る世間〜」的にレギュラーメンバーがゴタゴタ、ドロドロと…。あと、疲れる会話が多くてしんどかった。普通じゃない人の前のめり気味、質問の答えになってない系発言。読んでるだけで精神が消耗させられる感じ(苦笑)マリーノの心とローズの体が特に心配。2020/09/01
Rosemary*
21
しばらく遠のいていたけれど、久しぶりに読んでみた。なかなか面白かった、感想は下巻で!2022/08/08
ケイ
17
スカーペッタの検死官としての仕事だけで話はやはりすすまず、ベントンを絡めて国際的な捜査に乗り出す。捜査が中心に吸えられず、マリーノも絡んでの男女のもつれのソープオペラ的なところがこの作品のウリなのかもと思えてきた。2011/11/26
マッピー
13
このシリーズは、必ずしも真犯人が最初から出てくるわけではなくて、「ええ?誰それ?」な人が最後に出てきて犯人だったりするから、謎ときに主眼を置いているわけではないことは重々わかっているのだけど、やっぱり「こいつが犯人か?」なんて目星をつけながら読んでしまう。なんというか、世界を股にかけた仕事ぶりの割には小さな人間関係で、ねちねちと話が進んでいく。ケイとマリーノなんて、共依存じゃないの?一度すっぱり別れてみたらどうだろう。もうちょっと事件や捜査に力を入れて書いてくれないかなあと思いつつ、下巻へ続く。2018/04/07