内容説明
つましくも豊かで幸せな暮らしへ。簡素な生き方から見えてくる共に楽しく生きられる(コンヴィヴィアル)な世界を11人が多様に描き出す。
目次
第1部 簡素に生きる(“脱成長”の道―つましくも豊かな社会へ;“脱成長”の正義論;南北格差と「南」の豊かさ;良き生活へどう変えていくか)
第2部 コンヴィヴィアリズムが拓く“世界”(ラディカルな社会主義としてのコンヴィヴィアリズム;生命系と地域主義に立脚した経済の実現に向けて;社会主義も資本主義も超えて)
第3部 本当の幸福について考えてみよう(社会的責任の分かち合いのための政策的枠組み―未来の展望の再生;生活充足度の新たな指標を地域でつくる;生活の質の向上のためのアプローチ;日本人が本当に幸福になるために―生活の豊かさの測り方)
著者等紹介
勝俣誠[カツマタマコト]
1946年生まれ。明治学院大学国際学部教授。開発経済学博士。専攻:国際政治経済論、アフリカ地域研究
アンベール,マルク[アンベール,マルク][Humbert,Marc]
1947年生まれ。レンヌ第1大学教授、日仏会館内フランス現代日本研究センター長。経済学博士、経営学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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食べた
0
3.11を期に日本は転換点を迎えた。 今までの生活はもうできないはずなのに2013/9/25(水)現在は、去年の「節約しよう!」といった呼びかけがなされていたのに、今では嘘のようにない。 状況は変わってしまったのに人々の意識が変わってしまったようだと、この本を読んでいて去年の原発関係の騒動に胸を馳せた。 Convivialityとある通り、「陽気に」脱成長への道を模索しようという本。 3.11でそろそろ日本人は自助努力で生きていかなければならないと認識させられたが、探せば希望はあるだろう。2013/09/25
れむ
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読みやすい。さくさく。前書きで書いてるけど問題提起をするだけで、具体的にどうするかを積極的には述べてない。読者と考えると。 資本は毒なので死にます。2013/01/15
tu-ta
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これから読書メモ書きたい。ストレートな評価は書きにくいなぁ。いい本だとは思うけど。2011/05/21